セカンド・ラブ (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 122
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796402644

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  • 読みやすい文章で、切なく甘いストーリーが上手い作家さん。
    この作品は小説ガッシュ創刊号掲載で、その時には冒頭の高校時代の描写がなかったんですよね。このシーン素敵で胸キュンです。

    リーマンの静流は自分を過小評価しすぎていて、何事にも臆病。彼は腐れ縁とも言うべき男、佐久間のことが学生時代から好きだったのですが、彼に振り回される一方的な関係にケジメをつけようと、一度別れを告げていました。ところが、2年間音信不通だった佐久間がいきなり現れたところから、また静流は悶々とした想いにとらわれてしまうのです。しかも、おいしい食事で懐柔され、モテ男にまた昔のようにセフレ扱いされそうだと思って悩みます。

    でもこの話は静流視点。自分に自信の無い彼の思い込みで、話が展開しているわけです。遊ばれてる、と勝手に思い込み、その結果佐久間にものすごいツンデレな態度をとっているのがかわいい。
    そんな冷たい静流にめげずに忍耐強く側にいる佐久間って、ほんとに好きなんだなぁと、こっちには伝わってくるんですが…
    静流のツンデレは、とにかく自分への自信なさと、佐久間の愛に臆病なところからくるものなんですよね。

    書き下ろしもラブラブで犬も食わない感じで楽しめました。
    お互いに心変わりを心配したり、ぐるぐる考えすぎちゃったりという恋の悩みに楽しく?付き合わされます。Hシーンも甘くてドキドキさせられました。何といっても、積極的に頑張ろうとした静流がかわいすぎでした。ツンデレの極致です。これにメロメロにならないほうがおかしいくらいの天然ぶりに萌え。
    佐久間もなんだかんだ気持ちを疑われていますが、それは静流からの視点なんですよね。冷静に読むと相当惚れ込んでるのが丸わかりです。
    後輩の新見や、浮田ですら、全部気がついているのに、肝心の静流がほんとに天然でわかってなくて、もうキュンキュンさせられました。

    冒頭+書き下ろしがとてもよくて、雑誌で読んだ時よりずっと面白くなっています。イラストもピッタリだったと思います。

  • 高校生で付き合って、社会人で別れて、2年後再開していろいろあってよりを戻す、BLのテンプレのような話でした。
    受けのツンデレが分かりやすすぎた~!

  • 言葉足らずで誤解されたまま留学した攻めとの再会ラブ。パティシエ×リーマン。
    健全な執着というか追い払われてもしつこく受けの家に居候する俺様攻めですが、とても懐のデカイ、出来たおしかけ女房でした。
    仕事で疲れている受けを料理と甘い夜の生活で満たしてあげるしwwまた独占欲もかなり強くて有無を言わさぬ強引な態度も萌える…。
    ちょっと挿絵は渋いほうが好みでした。

  • これってただのバカップルの痴話喧嘩・・!基本的には少し切ない話が好みなんだけど、攻めのベタ惚れ具合といい、とってもおいしかったです^^イラストもぴったりで素敵でした。

  • 言わない攻めと、聞けない受けの物語。
    結局はじめから暑苦しいほど両思いだったのにねw
    伝えあったあとの受けのとろけ具合が素敵過ぎる〜。

  • パティシエ×サラリーマン
    フランスに修行に行くと言った彼に別れを告げて2年。
    突然帰国した彼を、なりゆきで居候させることになり・・・。

    浮き名を流す彼に、身体を重ねていても片想いのようだったあの頃に戻るのが嫌で、距離をおきたいの~ってお話。
    痴話喧嘩ですね。

  • ★4.0。再会愛!押しかけ女房!大好物の鉄板シチュに床ローリング!…が、再びくっついた後のグルグル展開に萌え急下降…(T-T)自分から確かめもせず勝手に誤解して勝手に怒って勝手に避ける、一方的な自己完結受にイライラ…。「好き」と言わなかったのは攻だけでなく受も同罪。前半までは凄く萌えたのに、非常に残念。高校時代の馴れ初めがツボなので、過去編をもっと詳しく見たかったな。

  • 雑誌掲載で読んだけど、冒頭の部分がいい感じに加筆されてる。
    あとがきにあるように、まさにバカップルの痴話喧嘩w

    幼少時のトラウマから傷つくことに怯えて、
    攻に自分の気持ちを正直に打ち明けられない受が、ものすごっくもどかしい。
    客観的になれないほど、ベタ惚れしてるクセに!
    「大切なことはちゃんと言葉にして相手に伝えましょう」ですなw
    ちょっぴり気持ちに素直になって態度で示せるようになったら
    まさにバカップル!!ご馳走さまでしたーw。

    そして読んで、なぜJ庭新刊のコピー誌のタイトルがああなのか、分ったよ!
    続きが読みたいー

  • 一見 俺様×ツンデレのようですが 照れ屋×後ろ向きの はた迷惑な可愛い二人です。デ浮田くんがいいですね。美味しそうなものがたくさん出てくるし 静流がとても可愛くて… にんまりできる本です。

  • 普通ならじれったさを感じて、う~んって感じになりそうなのに、読み終わった後は、不思議と良い感じ♪たぶん、じれったさの中に、先が気になって仕方なかったのかも。

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