- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796653183
感想・レビュー・書評
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動植物のすごい能力を、見開きを1節として次々紹介。
写真も多く読みやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
植物の維管束には水を通すだけでなく葉から根っこまで光を通してある種の情報を伝える光ファイバー網みたいな機能がある、とか、キャベツが青虫に食べられると青虫の天敵のハチを呼ぶ物質が出る、とか、サメには獲物の微弱な生物電流を感知する機関がある、とか、寄生ハチは寄生する青虫の免疫を抑えるウィルスを使う、など今の微量な化学物質や電気などの分析力の進歩と生物観の変化をまざまざとうかがわせて興味津々。
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寄生蜂の卵へ産卵する寄生蜂の卵へ産卵する蜂、紫外線を見るコウモリ、エコロケーション対抗措置として「みんなで大合唱してジャミング」するカエル、などおまえら本当に地球上の生物かー!!みたいなのが続々登場。
リーダビリティも普通でサクサク読める。 -
「トンデモない生き物たち」
著者 白石拓 出版 宝島社
p151より引用
“たいていの大人は天井のヤモリ2匹をつかんで
ぶら下がれることになる。”
科学ジャーナリストである著者による、
優れた能力を持つ生物たちに関する一冊。
上記の引用は、
ヤモリの足の接着力に関する一文。
分子レベルの引力を利用してへばりついているらしく、
よく夜に見かける彼らを見る目が変わるエピソードです。
微生物から植物まで幅広く紹介されているので、
生物が好きな方ならどなたにでもお勧めです。
写真がカラーでないのが少しさびしい気はします。
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