- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796658430
感想・レビュー・書評
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家の近くの小さな古本屋でたまたま手に取った本。
みんななんとなく思ってるテーマをちゃんと考えるのは楽しい。渋滞学がこんなに身の回りのものに溢れてるということよりも、渋滞がなぜ起きるのかそのもののほうが面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「渋滞学」では、モデルの説明が主だったと思うが、本書ではそこは軽く流して、実際の渋滞とか、渋滞学で説明できるいろんな現象を解説する。
とても面白い。
メタ渋滞の状況とか、40mの間隔、渋滞の波が時速20kmで後ろに流れていく状況など。
実際に渋滞緩和とかにも取り入れられてるわけで、まさに、実学といった感じ。 -
高速道路、電車の遅延、インターネット…。社会で生じる様々な「渋滞」のメカニズムを、第一人者が物理学や数学の見地から総合的に解析、解消法を導き出す。
第1章 「渋滞学」へようこそ
第2章 「渋滞」の先頭は何をしているのか?
第3章 世の中は「渋滞」している
第4章 渋滞学が実現する快適社会 -
642円購入2009-12-24
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渋滞の先頭は何をしているのか。別に何もしていないし下手すると先頭という認識すらないのである。
渋滞には明確な原因のない「自然渋滞」と原因のある「ボトルネック渋滞」「ダンゴ型渋滞」の3種類あるとのこと
特に、自然渋滞は明確な原因がないため、対策が取りにくいが、運転者がおのおの意識することで減らすことが可能らしい。
高速道路であれば1割の利用者が車間距離を40メートルくらいに保つことで解消できるとか。
というわけで今日からさっそく実践。一般国道でしてみるが、40メートルは開きすぎ感がある。難しい。そもそも最初っから渋滞ないし(汗)
読み物としておもしろく読ませていただきました。 -
標識一つつけて軽減出来るのもあるというのにはなるほど。仕事が回らないのも渋滞の一種と考えられるのだとか。渋滞学、新しいですね!
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ものすごく面白い本
渋滞学;様々な物事の渋滞を分野横断的に、数学によって抽象化して研究し、なぜ起こるのか、どうしたら解消できるのかを探る学者。
渋滞とは、密度の増加とともに流量が減少する状態
タイプ
・自然渋滞;本質は、不安定性→メタ安定状態。一瞬景色に見とれて減速した、とかも原因となりうる。車間距離40メートルの臨界距離を保つのが鉄則
・ボトルネック渋滞;料金所をノンストップに、遅い車と速い車の車線を分けるとか、原因と対策は分かりやすい
・ダンゴ型渋滞;乗り降りが絡む→先頭の電車は混雑していて遅い。遅くて混むのが助長
車間距離を詰めない
ブレーキの回数を減らす
右折は1。5秒で
高速が混んでいたら80%の確率で一般道も混雑している
→40キロと5キロ
渋滞のし始めは、左車線が空いている
行列の待ち時間が分かるリトルの公式
待ち時間=行列の総人数÷1分間の到着人数
仮定1定常状態の仮定
2並んでいる人が前の人との間をすぐに詰めるという仮定仮定
組織内の渋滞;稟議書を回さないボトルネック上司
→課内で期日を設け、定期運搬を心がける。人は似たような業務は溜めて一気にしがち -
タイトルは物凄く興味をそそる。内容はイマイチ…
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私自身あまり運転しないんですが、やはり渋滞には遭遇したくないものです。
1番イヤなのはボトルネック型かなー。ギリギリまで車線変更しないやつが割り込んでくるからね。 -
「渋滞学」を車の流れを代表として、様々な現象において解析していく。
渋滞を多方面で考えてみる、発想が豊かになってくる。
なかなか面白い。