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- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796659345
感想・レビュー・書評
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絵の相続を巡る騙し合い。画家の説明とか絵の話は奥深いんだけどキャラが薄い。動機も行動もとってつけたような…。「パーフェクト・プラン」の方がよく出来てた感じ。あと芸術への思い入れは深いがおたくへの配慮は薄い。骨子は面白いのでもう少しページ増やしてキャラ深めたら良かった?
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ラ・トゥールの『いかさま師』があしらわれている表紙に惹かれて購入。大変好きな画家なので。読後、作者が〈光〉と〈闇〉の二面性を大きな特徴とするラ・トゥールを題材にしたのがよくわかる。名画の隠し場所自体はすぐわかるものの、筆致はぐいぐいと読ませると思う。モデルとなった画家はわからなかったので、今度絵を見てみようと思う。文学者は知っていたのだが。しかし、ここで書いていた、主人公にとっての大事な絵、観て見たい…!(2007/08/31)