カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

  • 3053人登録
  • 3.76評価
    • (284)
    • (521)
    • (426)
    • (60)
    • (17)
  • 463レビュー
著者 : 原田マハ
  • 宝島社 (2008年5月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663526

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「嫁に来ないか。幸せにします」
    「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」
    から始まるスピリチュアルなほどピュアなラブストーリー。
    ゆるやかな時間が流れる、沖縄の小さな島。一枚の絵馬と一通の手紙から始まる、明青(あきお)と幸(さち)の出会い。偶然に見えた二人の出会いは、思いも寄らない運命的な愛の結末へ。
    第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。
    Amazon より

    絵馬に書いてあっただけで、そんなことにはならないよなぁ・・・
    と思っていたら、やっぱりつながりがあった.
    でも、シリアスすぎず、沖縄のゆったりとした時間を感じさせる文章が二人を取り囲む友人や環境をゆるやかに心の中に広がる作品.
    待ちわびて、だけど、待っているだけじゃ、つかまえられない想いがある.

  • 2005年第1回日本ラブストーリー大賞受賞作。

    沖縄の与那喜島で、小さな店をやりながら、ひとり暮らす友寄明青(ともよせあきお)。
    友寄商店は戦前から続くよろずやで、昼間は中休みをとるのんびりしたやり方だ。
    明青が子供の頃に、母は家を出た。
    祖母もなくなった7年前からは、裏の家に住むおばあが、夕食は作ってくれている。
    おばあは、ユタという沖縄の巫女だった。ユタは今も地域の要で、代々続いている家系もある。神託を受けた後、厳しい修行をしてユタになるのだ。
    島人(シマンチュ)が折節に相談に来たり祈ったりしている特別な家。おばあは本物の神人(カミンチュ)だと明青は感じている。
    ことあるごとに、おばあはそれを予言するウシラシ(お知らせ)を告げてきたからだ。

    犬のカフーも一緒にいる。
    黒いラブラドール犬。
    カフーとは、果報という意味と、幸せという二つの意味がある。

    友達と生まれてはじめて島を出て旅行した先で、飛泡神社の絵馬に「嫁に来ないか、幸せにします」と名前も書いた。
    崖が心中の名所になっているというところだったが。
    「お嫁に行きます」という手紙が来る。
    まさかと驚きつつも、それとなく支度をして、待ちわびる明青。
    あきらめた頃になって、すらりとした綺麗な娘・幸がやってきた。
    笑顔で店を手伝い、すぐにカフーと仲良しになる。

    町では開発計画が進んでいて、乗り気でない数軒も、次第に説得されていく。
    人口800万の島に、観光客を5万集めようというリゾート計画だ。
    かっての級友・俊一がその会社にいるのだが、いかにもやり手で調子がいい男。犬のカフーは俊一が来ると必ず吠え立てていた。
    祈りを重ねてきた家を手放したがらないおばあだったが。
    明青は、幸と結婚するために家を売ろうとついに決心する。
    ところが、幸の正体を友達から聞かされて‥?

    まぶしい日差し、珊瑚の石垣、晴れ晴れとした水平線。
    小学校の校庭にある巨大なデイゴに登った思い出。
    犬のカフーと散歩し、近所の人とおしゃべりする毎日がなんだか羨ましい。
    何気ない生活の中で、ゆったりと育まれるラブストーリー。
    気立てが優しく不器用な二人の、控えめな気持ちが、切ない。
    大ハッピーエンドではないけれど、たぶんそうなるだろうと‥
    想像させる余韻を味わえます。

    作者はキュレーター、ライター。
    大手総合商社、ニューヨーク近代美術館勤務などを経て、2002年独立。

  • 有名人が不倫の果てに波頭崖から身投げしたことで知名度があがった飛泡神社。友寄明青はそこの絵馬に場違いな願掛けをする。
    「嫁に来ないか。幸せにします」

    もちろん本気で書いた訳ではない。

    なのに、幸という女性から手紙が届いた。
    「あの絵馬に書いてあった言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください」
    その後本当に、美しい女性 幸が現れる。まさか神様が本当に花嫁を連れてきてくれたのか…?

    沖縄の美しい風景とリンクして、不器用な2人の恋模様が眩しい。でも明青、不器用すぎるよ…。

    カフー、アラシミソーリ。幸からの手紙があたたかくてせつない。

  • 切なくて温かくて。

    いつになく、ジンと深く長い余韻に浸った。
    沖縄の離島に暮らす明青とそこにやってきた秘めた過去を持つ幸とのひと夏の暮らし。忍び寄る島の再開発を波形に二人の恋の行方が描かれる。

    荒削りだけれど、物語の引力が強くて、読者の私の気分はすでに島人だ。一度も訪れたことのない南国だけれど、明青と幸のカップル二人と親同然のおばあや、友人たちのにぎやかな顔が浮かんできて、とても楽しくゆるやかな時間を楽しむことができた。

    心の洗濯ができた。彼ら与那喜島の人々に幸せな日々が来ることを願ってやまない。

  • 沖縄の小さな島に住む明青は、小さな店を営みながら犬のカフーと裏に住む巫女のおばあと静かな生活を送っていたが、島は明青の友人である俊一が進めようとしているリゾート開発の是非を巡って揺れていた。
    そんな中、明青が旅先の神社で気まぐれに「嫁に来ないか」と書いた絵馬を見たという女性が、本当に明青の元にやってきた…。

    「楽園のカンヴァス」が面白かったのでこちらの小説を読んでみたらビックリ、スタイリッシュでエッヂーな「楽園…」から一転、こちらは胸が締め付けられるほど穏やかで素朴で優しい小説だった。
    「オリエンタリズム」ならぬ「オキナワリズム」とも呼ぶべき、誰しも多かれ少なかれ持っているであろう沖縄に対する憧憬と郷愁と先入観が少なからずこの小説の覚束ないリアリズムを助けていることは否定できない。しかしそれ以上に、登場人物たちの恋愛感情がとても活き活きと、また初々しく書かれているので、ストーリー自体はおとぎ話のようでもこの小説にリアリティを感じることができた。
    沖縄の言葉や習慣を丁寧に調べ、またさりげない伏線にもキッチリと落としどころを付けてあるところもさすが原田マハという感じでぬかりない。

    物語のカラクリとしてはおおむね予想していた通りだったけれど、こういうラブストーリーは、奇をてらうよりもこのくらいの予定調和感で進んだ方が最後のオープンエンディングが活きると思う。

    三浦しをんの「風が強く吹いている」を読んだ時に、今年の上半期ベストは決まったと思っていたけれど、ひと月も経たないうちにこの作品が私的記録を更新してしまった。今年は良い小説に沢山巡り合えて幸せだ。

  • 読み始め…17.8.7
    読み終わり…17.8.7

    沖縄の海に吹く潮風を感じて
    ゆっくりとした時間が流れていく...

    純情ピュアな純愛物語。
    久しぶりに出会ったような気がします。

    沖縄の海に浮かぶ島、与那喜島。そこで小さなよろず屋をやりながら
    おばあと暮らす青年・友寄明青(ともよせあきお)は35歳。独身。
    島からは一歩も出たことがないという、この素朴な青年が主人公です。

    明青はね、
    優しすぎてお人よしすぎるから...

    そんな彼のことを少しでもわかってあげていたのなら、黙っていないでよ幸...。
    勝手に押しかけてきたのは幸の方なのだから、あなたの事情もわかるけれど
    ほんの少しでいいから心を開いて、明青になにか一言ってあげて欲しかった...。
    明青にも一歩を踏み出す勇気を出して欲しかったけど...
    そうしたらお互いがすれ違わずに済んだかもしれないのに...

    あぁ..でももうそれも過ぎてしまったこと。
    今さらですね...(笑)

    明青はきっと島に帰っているのでしょう♪
    カフーを手にして。^^

    島は賑わっているかな...

  • 原田マハさんのデビュー作で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した作品。
    カフーとは沖縄の方言で果報、良い知らせのこと。
    沖縄の小さな島で暮らす明青(あきお)。
    本土の神社で「嫁に来ないか。幸せにします」と絵馬に書く。
    「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」と書かれた手紙が届き、幸(さち)が島にやって来る。
    沖縄の景色がふんわりと浮かび、やわらかな風が感じられるようなラブストーリー。
    ラブストーリー好きの私のツボにはまりました~^^
    玉山鉄二さん主演の映画も観てみたい!!

  • 目を閉じると沖縄の小さな島、青い海と空が浮かんでくる。
    ラブストーリーが読みたかったので納得の恋の話でした。
    読み終えた後は、あたたかく、しあわせな気持ちになりました。

    おばあの言葉「幸せは、いくら待ってても、やって来ない。自分から出かけて行かなくちゃ、みつけられないんだ、って。」
    そうなんだよなー。

    南の国の人や生活って本当にのんびりしていて好きだな。
    南の島で好きな人と犬も一緒にのんびり暮らしてみたいと思う本でした。

  • 美しい。原田さんの文はいつだって美しい。美しいものを書くと尚更美しくて綺麗に感じる。
    舞台は沖縄・与那喜島。雑貨屋を営む明青のところに一通の手紙が届く。差出人は幸。見知らぬ人からの手紙には「絵馬が本当なら私をお嫁に貰って下さい―」。絵馬とは数ヶ月前に神社で書いた「嫁に来ないか」と書いた事だった。
    沖縄には残念ながら行った事はなくて、あくまで想像になりますが、あの表紙のような白い砂浜に、赤いハイビスカス、キラキラの日差しと通り抜ける風。
    もう、想像するだけで楽園のような世界。もちろん実際の離島では作中の財政問題のような事がごろごろしてるとは思いますが、でもやっぱり美しいと想像せざるを得ない位、うっとりしまくります。
    そこへ王道のラブストーリー。映画では幸をマイコが演じたそうですが、ピッタリだわ〜ズボラで面倒くざかりな割に、しっかりピッとした佇まいだったり、くるくる変わる笑顔と肝っ玉母さんのような据わりよう。
    俄然興味が沸きました。
    物語のありえないような出会い、でも過ごしながら、少しずつ距離の縮まってゆく感じが堪らないです。
    ラストは、私はそう願っています。

  • 沖縄の海って、潮臭さとか磯臭さが全然なくて風がすごく気持ちいい。
    沖縄の時間、独特の言葉、南国の文化。
    むしろ日本より東南アジアの田舎のような鄙びた、でも優しくて居心地のいい感じに近くて、自分をリセットできるようなあたたかさがある。

    絵馬に書いたら、「お嫁さんにしてください」と美女がやってくる
    なんてすごい夢設定のはじまりだったけど、
    沖縄の小さな離島の小さなコミュニティの人間関係がリゾート建設計画に翻弄されてく現実に対して、
    自分の大切なものを見つめなおして取り戻していく過程が
    なんかこう蝉の羽化を守っているかのような神秘的な感じで、
    それが沖縄の風土と調和されてすっごいよかった。
    おばあの存在が大きいのかな。
    カフーもかわいい。

  • 2017/06/09
    幸せは、いくら待ってても、やって来ない。自分から出かけて行かなくちゃ、みつけられないんだ。だから何もかも打ち明けて、幸せになれ。

    これは幸にかけられたおばあの言葉。私も祖母には素直にいろいろ相談できる。母親とはしょっちゅう口論になるのに。笑 明青の不器用と言うか行動力のなさにはちょっとイライラもしたけど、あの海のシーンでは迂闊にもキュンとしてしまった。好きな人に対してあそこまで素直に気持ち伝えられるなんて、、、さっちゃんかわいかった。

  • カフー(果報)を待ちわびて、沖縄の小さな島を舞台にしたあるひと夏のストーリー。南の島ののんびりした雰囲気と島人ののんびりとした生活。そこで起こった不思議な手紙を発端に動き出す出来事。ラストの幸の手紙による告白。明青、幸、それぞれがずっと待ちわびていた。それがこの夏に収束して交錯し・・・。今度は幸が北の島で待っているんでしょうね。

  • 原田マハさんのデビュー作。
    第1回日本ラブストーリー大賞の大賞に選ばれた作品だったんですね。

    舞台である与那喜島は南国らしく、時間がゆったりと流れ、神様だって身近に感じられるところ。
    不思議な縁に手繰り寄せられて、出会った二人。恋と呼ぶのも照れてしまいそうなくらい、そっと秘められた恋心、そのゆくえは…

    「カフー」は、沖縄の言葉で「果報」のこと。
    果報は寝て待て。
    だけど、きっと待ってるだけじゃ、幸せはやってこない。
    と、思いきや…?
    温かい話かと思ったら、意外と重たいものも生々しいものもあったりします。思わず引きずりこまれるかと思った。あぶないあぶない。

    登場人物ではおばあが一番好きでした。
    86歳にして現役のユタ(巫女)。頑固で不器用だけど、大好きです。

    ところで原田さんが原田宗典さんの実妹だったと初めて知りました。そんな繋がりもあったんですね。
    原田さんの本も読みたいものがたくさんあって、読める本がまだまだあることが嬉しくてたまらないです。

  • 「嫁に来ないか。幸せにします」
    「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」
    から始まるスピリチュアルなほどピュアなラブストーリー。
    ゆるやかな時間が流れる、沖縄の小さな島。一枚の絵馬と一通の手紙から始まる、明青(あきお)と幸(さち)の出会い。偶然に見えた二人の出会いは、思いも寄らない運命的な愛の結末へ。
    「Amazon内容紹介」より

    まったくのピュアとまではいかないまでも、まぁ、事情はいろいろあるにしても、純粋に人を好きになる気持ちがそこにあるのだなぁと感じた.
    沖縄のゆったりとした時間の流れや人情を感じられた作品.

  • 序盤の方はのんびりとした日常生活が書かれたなんの変哲もないお話だなと思っていたが、最後のクライマックスにかけての思いも寄らない話の展開に、ページをめくる手を止めることがてきなかった。幸との再開を果たし、幸せな暮らしを送っている光景を書かずに、幸を探しに島を出るシーンで終わってるところもなんともいえない。ほっこりする恋愛小説だった。

  • 沖縄のじっとりした暑さとか、沖縄口とか、色んなものが空気として感じられる小説でした。 明青みたいな人が島に住んでたら惹かれるだろうなぁ。都会では生きていけない人だろうけ ど。ただ最終的な話の流れは好みじゃなかったので中盤辺りま でを沖縄の空気を楽しむためにまた読みたいです。中盤の明青と幸の関係は良かったー。

  • 最初は沖縄の小さな島ののんびりした風景を楽しむように読んで、途中から面白くなってくる。いつまでたっても、行動にでない明青に少しイライラしながら、こんなの嘘だろ、いつかどんでん返しがあるのでは、と思いながらページをめくる手が早まる。最後は、、、、島の海と青い空が見えるような純粋恋愛小説

  • 原田マハさんの作品、初めて読みました

    沖縄の離島の風景が目に浮かぶような描写に心奪われました

    ストーリーは後半一気に引き込まれるように読み、最後の方は涙……

    私は好きです、このお話╰(*´︶`*)╯

  • 素敵なお話しだとは思う…

    原田マハさんの作品にしては人物の存在感が薄いかなー。
    リゾート開発の話も、ちょっとしっくり来ない…

    無理にラブストーリーに持っていった感じがする。

    私と合わないだけかな?

  • 一気に完読しました。もどかしく切ないストーリ。
    涙しちゃいました。

  • 沖縄、それも離島に行きたくなる作品。
    なるほど映画になるストーリー。
    暑い沖縄で犬も大変だな、と邪推しながら読んだ。
    日本ラブソトーリー大賞を受賞したので、ラブストーリーとして読まれているのでしょうが、私は夏の沖縄と犬のコラボした風景に惹かれました。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。

    ゲストの原田マハさんのデビュー作である『カフーを待ちわびて』

    「沖縄には別の用事があって行ったんですけど、たまたま泊まった民宿のおかみさんにすすめられた浜辺に行ってみたら、犬と遊んでいる男性がいて。なんていう名前のワンちゃんなんですか?と聞いたら『カフーと言うんです』と。カフーってどんな意味なんですか?と聞いたら『沖縄の言葉で幸せっていう意味なんですよ』って。それで、友達に『沖縄の海で、幸せっていう名前の犬と出逢ってしまった』ってメールして笑。なにか小説めいたものは書いてみたなって思ってはいたんですが、これはもう運命だと思って。それで3日間気づいたら取材を始めていて。那覇空港に戻るまで2時間くらい自分で運転している間に、もうストーリーが全部バーって、シャワーのように降ってくるようにきて。本当にギフトのようでしたね~。」(原田マハさん)


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • 友寄明青(ともよせ・あきお)は、黒いラブラドールのカフーとともに、沖縄の与那喜島に暮らしている青年です。彼の幼なじみの照屋俊一は、島のリゾート開発を進める会社に就職し、明青たちに立ち退きを迫っていますが、明青は、隣の家で家族同然の付き合いをしている裏のおばあとともに、今までの暮らしを続けることを願っています。

    そんなある日、明青のもとに一通の手紙が届きます。手紙の差出人は「幸」という女性で、以前彼が神社の絵馬に書いた「嫁に来ないか」という言葉を見て、島にやってくると記されていました。初めは、何かの冗談だと思っていた明青でしたが、その後幸がじっさいに島に渡ってきて、明青の家で暮らし始めることになります。

    やがて明青は、幸が心の奥に秘めている悲しみに気づきますが、その理由を問うこともなく、ただ彼女の傍にいることを願います。そんなある日、裏のおばあの体調が悪化し、入院することになります。さらに彼は、友人の新垣渉から、俊一が一人の女性を使って、明青を島から立ち退かせようと計画していたことを知らされます。俊一の送り込んだ女性は幸に違いないという渉の言葉を受けて、明青は幸と別れることを決意します。

    ところが、その後俊一が送り込むはずだった女性は島に来ていないことが分かります。明青は、島を出て行った幸の後を追う決意をします。そして彼は、幸が彼に残したメッセージにたどり着きます。そこには、幸がこの島にやってきた理由が綴られていました。

    「日本ラブストーリー大賞」の第1回受賞作であり、映画化もされた作品ですが、物語の構成も映像化を意識したような作風になっています。著者はニューヨーク近代美術館に勤務していたこともあるキュレーターということで、見せ方、読ませ方がかなり計算し尽くされているような印象です。

  • 最後が非常に切なくて結末が知りたいけど、これが一番いい終わり方だと思う。

全463件中 1 - 25件を表示

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)に関連するまとめ

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)を本棚に登録しているひと

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)の単行本

ツイートする