霊眼

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 118
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796667920

作品紹介・あらすじ

柳川享子は、大学時代の友人・真弓が失踪したことを知る。フリーライターだった真弓は、山梨で起きた死体損壊遺棄事件に関心を示し、取材に出かけたまま行方がわからなくなったという。真弓の行方を探し始めた享子だったが、次々と不審な現象に遭遇する。やがて幽霊や、前世の因縁が渦巻く怪奇の世界に足を踏み入れることに。そして、霊的な知覚を可能にする"第三の眼"をめぐる大きな企みに巻き込まれていく。『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回優秀賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • このミスの優秀賞だったのと、山梨県大月市が出てくるので読みました。
    のっけからかなりのグロテスクな描写に少しためらいつつ、結局一気に読んでしまいました。
    三ツ目の人はどこかにいるのかもしれないと思わせる。
    心情的には私は真弓さんよりですね。あの状況で自分がとったと思わないのはおかしいでしょう。現実にいますよねー。享子さんみたいな人。
    そして人の心は読めなくていいとしみじみ思いました。

  • 2007年の”このミス”の優秀賞を取った作品『霊眼』を読了。著者の中村啓氏は主説に挑戦する前は漫画家としてヤングジャンプで何度かの受賞歴があるくらいの作家だったらしく、物語の構成力といろんな物に挑戦できる柔らかさがその辺りで鍛えられたのかもしれない。この作品はミステリーの素材にたまになる第三の眼というものを扱った物で、少しばかりオカルト要素もある作品なのだがそこで重くなりすぎずにぐいぐい読ませる力が作者にはあるように感じた。
    読みがいのあるいい作品です。

  • 「あわわわわわ」wwww
    ねえだろ。wwww
    とかって思っちゃいました。。
    最後のオチも・・・?だったし。

    期待していたので・・・点数は厳しめ。。

  • ホラーandオカルトな本です。
    始まって数ページはかなりグロい!
    読み終わったが、気持ちがモヤモヤしてる。もう二度と読まない!

  • 主な読書時間が、昼休みの食事の合間と郵便局の待ち時間
    昼に読むもんじゃないなー
    いろんな意味で。
    表紙がすでに怖い。

  • 夫が転落死し,その後も不幸が重なる享子は,友人の真弓が行方不明になったことを知る。
    どうやら真弓は,大月でカラスの体内から複数の人間の骨のかけらが発見された事件を調べていたらしい。

    展開のテンポがよくて読みやすいが,あちこちに疑問が残る。

  • さて、お茶とお菓子でもつまみながら読み始めよう!
    と、
    思っている方は、やめた方がよろしいでしょうw
    いきなり、初めからショッキングなシーンから始まります。

    そして、読み始めて
    コレは、面白い!!と、思ったのですが、途中からはもう・・・あれれ?って、感じです。

    カラスの生態を研究するため解剖した胃の中から
    複数の人骨の破片が発見される。

    そんな中、夫を亡くしたばかりの柳川享子は、友人でフリーライターの真弓が失踪したとこを知る。
    真弓はスピリチュアルがメインの記事を書いていたにもかかわらず、
    カラスから発見された複数の人骨へ興味を示し、その調査中に行方が分からなくなる。
    享子は、真弓の行方を追ううちに、
    スピリチュアルな意味での第三の目と、
    遺伝子操作をすることで、額に第三の目をつくるため人体実験している組織に気付く。

    ここまでなら、科学と非科学の融合が大変面白かったが、
    その合間の、前世での因縁の話が、何とも蛇足で
    使い捨てのキャラが出てきて、結局あれはなに?って、なった。
    前世での因縁の人物をもっとうまく使えば、
    こんなにもちぐはぐな感じにならなかったし、
    一緒に調査をするライターの男も、使い方が雑で、結局あの人はどうなったの?
    と、
    いろいろ入れすぎて大失敗的な感じに思われた。

    最初の4分の1が面白かったのに、実に残念だ。(本って、読み始めから面白いものってすくないので、なおさらもったいない)

  • 「このミステリーがすごい!」大賞、優秀賞受賞作ってことで、カテゴリーはミステリーにしてみたけど、ホラーとかスピリチュアルな色が濃いかな。

    話は、冒頭からグロくて続き気になって、二日で読み終えてしまいました!
    が!
    中盤から後半にかけての話の盛り上がりの割りに、オチがねw

    後、いくら恐怖でも「あわわわわわっ…」とかって、言わないと思うよ。

    まあ、時間あるなら図書館で借りて読むぐらいがちょうどかも。な小説でした~w

  • ミステリーなの?これ?

  • 最初にグロテスクな描写があります。
    グロ苦手な人は読まない方がいいかも。
    私はこの話がどう進むのか興味を持ったけど
    なんだか話がどんどん違う方向へ↓↓
    途中で読むのつらくなってきたほど。
    でも最後また少し面白くなったかな。

    トータルの評価はちょっとイマイチかな。
    なんか読み進めるのがつらい本でした。

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著者プロフィール

中村啓

一九七三年、東京都生まれ。第七回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し『霊眼』にてデビュー(文庫化に伴い『樹海に消えたルポライター~霊眼~』に改題)。他の著書に『奄美離島連続殺人事件』『美術鑑定士・安斎洋人「鳥獣戯画」空白の絵巻』(いずれも宝島社)などがある。

「2019年 『ZI-KILL 真夜中の殴殺魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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