- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796672740
作品紹介・あらすじ
貧しい母子家庭に暮らす12歳の少年エディは、今年のクリスマスこそ念願の自転車をもらえると期待するが、母からの贈り物は手編みのセーターだった。そして小さな不満をきっかけに起きる、大きな悲劇…。悲しい現実から「本当に大切なもの」を学ぶ、切なくも温かい涙の物語。著者自身の体験をもとにした、現代版『クリスマス・キャロル』。
感想・レビュー・書評
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本当に大切なものとは何か教えてくれる本
・お金や何かが手に入れば幸せになれると人は思いがちだが、実際幸せを手に入れるのは自分自身詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このストーリーには救いがやってくる。
けれど、現実世界ではどうか。たぶん、劇的に救われることは少ない。だからこそ、大切なものは何かってことを、日々、確かめていかなければならないのだろう。
とは言え、日常生活は流され気味。クリスマスの時期に、一年を振り返りながら、毎日を大切に生きてきたのかを考える。そんなきっかけを与えてくれる。 -
12歳の少年エディにとって、その年のクリスマスは最悪だった。(自分だけが・・・)という思いにとらわれた彼の心に、母や祖父母の声は届かなかった。客観的にエディを見ていたはずの読者は、途中から、彼の苦しみや悲しみを読者自身のことのように感じて戸惑うかもしれないけれど、ぜひ最後まで読んでほしい。クリスマスの奇跡を信じて。
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感動しきれないくらいに感動した本です。
本を読んで泣くことは滅多にないけれどこれは号泣してしまいました。
活字は大きめで読みやすいと思います。