ランウェイ・ビート (宝島社文庫) (宝島社文庫 C は 2-4)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 964
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796678346

作品紹介・あらすじ

ある日現われたおしゃれな転校生ビートは、イジメられっ子犬田のファッションを大改造して一躍クラスの人気者に。「誰にでもポテンシャルはある!」ビートの魔法の言葉に勇気づけられ、ファッションに興味のなかった仲間たちが前代未聞の現役高校生ファッションブランドを立ち上げる。彼らはファッション業界に革命を巻き起こせるのか?日本ラブストーリー大賞作家が贈る感動の青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • マハさんの本を探していたときに見つけた。
    ビートは美糸だった!イケてる男の子!
    もとはケータイ小説だったのかな。ひとつひとつは短編だけど、主人公(語り手)それぞれの熱を感じた。高校生が中心になっているからか、勢いがある感じ。
    みんなで作り上げていくことの楽しさを知った高校生たちの今後が楽しみ。彼ら彼女らの今後の物語も見てみたい。

  • 高校生の青春小説なのでおじさんの私にはどうかな?と思ったけど、マハさん作品は読みたいし。
    躊躇しながらも読んでみた。まぁ、読み出したら止まらない、止まらない。読みやすいのもあるけど文章に勢いがあって、内容が青春モノらしく、明るく楽しくて夢中で読んでしまった。モードの天才?ビートくんの活躍、アイドルモデルのミキティ、ビートくんに胸キュンする女の子達。楽しい小説でした。ポテンシャルは大切だし、信じるがことが1番重要。

  • 典型的なドタバタ青春劇。
    しかし、主題は
    まず自分で自分を信じなくちゃいけない。いくら他人に『キミには潜在能力がある』と言われても、自分で自分を信じてあげられなくちゃ始まらないのです(あとがきから引用)
    なんですね。これ、とっても大事と思う。高岸(ティモンディ)の『やればできる!』にも通じるよね。
    『やってやる!』の気持ち(そのためにしっかり準備は必須)。

  • 残念。もし、高校生の時に読んでいたら夢中で取り組める情熱と仲間に感動していたかも。今となっては、軽すぎてコミックを読んだような感覚でした。

  • びっくり!
    浜田マハさんの小説で、感動の青春小説という事で選んだら、「ケータイ小説」でした!!
    ケータイ小説って初めて読んだ!

    ストーリとしては、ある日転校してきたビートという
    高校生が同級生と一緒にファッションでサクセスストーリを実現していく物語。
    いじめられっ子だったワンダをファッションで固めると、一気にクラスの人気者に!(普通はない、ケータイ小説なら許す(笑))
    「誰にでもポテンシャルがある」として、その潜在能力を信じで、高校生たちは突き進みます。
    学園祭でファッションショーをやったり、さらには彼らだけでファッションブランドを立ち上げたり。
    もちろん、途中、恋愛あり、苦難あり!
    そんな中、彼らのブランドはどうなるのか?実現できるのか?そして、恋のいく末は?
    登場人物が語り手となって、その目線で物語が進んでいきます。そして、クライマックスは?という展開

    ティーンエイジャー向けの青春小説です。

    自分自身、これでケータイ小説読者デビューになったわけですが、ケータイ小説はもういいな(笑)

  • 何の予備知識もなく、原田マハさんの本だから!という理由で、いつもの古本屋さんで手にした本でしたが…
    ケータイ小説でした!

    「BOOK]データーベースによると
    ある日現われたおしゃれな転校生ビートは、イジメられっ子犬田のファッションを大改造して一躍クラスの人気者に。「誰にでもポテンシャルはある!」ビートの魔法の言葉に勇気づけられ、ファッションに興味のなかった仲間たちが前代未聞の現役高校生ファッションブランドを立ち上げる。彼らはファッション業界に革命を巻き起こせるのか?日本ラブストーリー大賞作家が贈る感動の青春小説。


    ラブコメ好きですが、さすがに…
    高校時代ならハマったんだろうなぁ…(笑)

    それにしても原田マハさん
    【楽園のカンバス】から【ランウェイ・ビート】までって…
    すごい!!

  • 昨年一年ハマっていた、原田マハさんの著作。
    なんと“ケータイ小説”との形式で、引き出しが多いなぁ。。

    夢を追い求めること、夢と折り合いをつけること、、

    一つの喪失と一つの誕生は、文体こそ今風ですが、
    昔ながらの王道の物語とも、感じました。

    結末的には大団円になるのかな。
    ポテンシャルを引き出すってのは素敵だなぁ、とも。

    なお、ケータイ小説については、賛否両論あるようですが、
    個人的には、“物語”に浸るのに入り口はなんでもいいかな、と。

    大事なのは、受け手の心に響くかどうか、だと思いますから、、
    なんて、『書店員の恋』を思い出しながら。

    こちら、映像化もされていて、そちらはそちらで青春な出来でした。
    設定は結構変わっていましたが、エッセンスは出せていたかと。

    そういえば、久々に“キバ”を見た気が。。

  • 原田マハさんの作品にしてはいつもと違って?いつも以上に?ポップなというか軽い感じのテンションで最初は戸惑ったけど、読んでいるうちに続きが気になり一気読み。ファッション業界の表裏とアツアツの青春を味わえる作品。思わず映画のキャストを調べてしまいました。

  • 舞台劇のよう。枠がしっかりと固定されており、その中で織り成された群像劇なので、読みやすいし面白いと感じる。悪く言えば、幅がない。これは虚構だとの割りきりを必要とするため、感情移入は難しかったが、高校生の演劇として捉えれば華やかだし、素敵だとも思える。
    しかしキャラクターが全て同じマインドの持ち主に見えてしまうのが難点と言えば難点。

  • 若さって素晴らしい!
    青春っていいね!

    あのパワーがなつかしい笑

    読みやすかったし、楽しかった!
    爽快でした!

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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