退職金は、動かすな~狙われるあなたの老後資金 (宝島社新書) (宝島社新書 319)
- 宝島社 (2011年1月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796679718
作品紹介・あらすじ
「退職金を運用して、素敵な老後を」の甘い罠!銀行、証券会社を疑え。
感想・レビュー・書評
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現在勤めている会社を定年まで勤めたとしても退職するまでには10年以上もあるのですが、退職金をもらった場合の運用はどのようにすべきかは勉強しておくべきだと思います。
いずれ円安がくる、インフレが来るという何冊もの本に触発?されて、それに対応してきたこともありますが、今のところ成功していると言い難いです。
現在の状況(デフレ、円高)がいつまで続くのかが全く予想できない状況ですが、この種の本を読んでいろいろな状況変化に柔軟に対応できればよいと思いました。
結論が「はじめに」に書いてあったようですが、現状では「何もしない(円でずっと貯めておく)」が最も有効なようです。
以下は気になったポイントです。
・平成20年度の退職金の平均額は、2417万円(大卒・総合職)、中小企業では1225万円である(p15)
・退職金の運用としては、「迷っているうちは何もしない」「人に相談したがるな」「相談しただけで安心するな」「わからないときは何もするな」である(p20)
・投資信託とは、銀行だけが確実にもうかる、客には危険がある商品である(p42)
・毎月分配型投資信託は、注意が必要、大きく運用成績が下がると、分配金は切り下げられる(p55)
・最近でてきたもので心配なのは、変額個人年金保険である(p67)
・平成21年の調査では、60-64歳の男性の75%がなんらかの仕事を続けている、72%が経済上の理由による(p93)
・初期投資が必要な起業は注意が必要、飲食業をどうしてもやりたいのであれば、バイトで1年間くらいは同じ業種で働いてみること、経験のない仕事は絶対すべきでない(p101)
・再雇用制度で来た人で慕われるのは、過去の話をしない人、年下の部長に対しても丁寧に接する人(p111)
・太陽光発電システムで元が取れるのは、非常にうまくいって10年、電気の使用量が多い家庭は、20年以上である(p128)
・ホテル等の宿泊料金は定価がないようなもの、インターネット予約サイト(yoyaQ、一休)で予約すれば、20~50%引きになるのはザラ(p149)
・貧困層とは、現役平均年収の半分以下の人たち、現時点では、年収114万円以下(p182)
・いままで20年間を老後として過ごしてきた人たちは本当にラッキーであった(p187)
2011年9月18日作成詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
片手間に書いたの?