世界一わかりやすい放射能の本当の話

制作 : 別冊宝島編集部 
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本棚登録 : 126
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796683234

感想・レビュー・書評

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  • 何を食べればいいのか?肉は?魚は?放射能を防ぐ5つの鉄則、内部被曝にならない方法。放射能のイロハから、素朴な疑問に答えるQ&Aにいたるまで。この価格とサイズでよくこれだけ詰め込んだなと思いました。

    このシリーズはずっと読みたかったもので。これからおいおい紹介をしていきたいと思います。目次をここに紹介させていただくと

    第1章 放射能はどれだけ危険?
    ・放射線、放射能、放射性物質の違いとは?
    ・放射線のいろいろ
    ・内部被曝と外部被曝の違い
    ・内部被曝の本当の怖さ

    第2章 誰も教えてくれない素朴な疑問
    ・暫定規制値って何?
    ・乳児や子どもが危ないのはなぜ?
    ・なぜ、ほうれん草が危ないの?
    ・魚の安全性は?
    ・低線量の長期被曝でも影響はないの?

    第3章 放射能はこうやって防げ!
    ・外出時は防じんマスクで防御
    ・雨水にはぬれないようにする
    ・安全な水はどこにある?
    ・セシウム137の対策に有効な医薬品
    ・昆布等の海草を食べよう

    第4章 事故は起きた! これからどうなる?
    ・植物のチカラが有望視されている
    ・懸念される避難住民への差別
    ・廃炉・解体費用は増加の一途、それが電気代に乗せられる? ほか

    であり、目一杯詰め込まれたものです。 僕はほとんどテレビを見ないので、今の原発事故に関する報道が今、どこがどうなっているのかよくわかりませんけれど、本当にこういう情報を知る手がかりになると思いますし、薄くて手ごろな価格ですし、読むのにもそんなに時間はかかりませんでしょうし、できることなら、今の一家に一冊ずつ、このシリーズをそろえていただければ、なんていうことを考えています。

    放射能がここまで脅威となっているのは事実以上に僕も含めて「わからないこと」が多いからではないかと思っています。ここには具体的なことしか書かれていません。特に後半部の「放射能から身を守る」というくだりにはやはり、なるほどな、とは思いました。こういうことには正しい知識をみにつけて対処する、ということが何よりも大事だと、僕は考えます。

  • 中立的な立場でわかりやすい。

著者プロフィール

東海大学物理学部卒。高校の物理教師を経てSF作家、ライターとして幅広く執筆活動中。著書に『ゼロ戦の操縦』、『自分でつくる うまい!海軍めし』(共著)、『戦艦大和3000人の仕事』などがある。

「2018年 『航空戦全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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