さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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感想 : 303
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796695626

感想・レビュー・書評

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  • 短編だから読みやすく、ラストで泣きそうに。
    さよならドビュッシーに続くからなんだなぁ。

  • 玄太郎おじいちゃーーーん泣泣
    さよならドビュッシーを読んでいるから、もう知ってたけど、この後に亡くなるなんて悲しい、、
    この本は玄太郎おじいちゃんが探偵になって、色んな事件を解決する短編集で、脳梗塞の障害からリハビリに立ち向かう姿や今までの生き方についても描かれていて、どんどん好きになっていった。
    実際に居たら怖くて話せないだろうけど笑
    それでも、自分の芯が真っ直ぐある人はかっこいいなと思った。これからは岬先生が探偵を引き継いでいくんだってことも、最後の別れで表されていたのかな。あーもっとおじいちゃんが主役の内容も読みたかったな。

    • raindropsさん
      なななさん、こんにちわ。
      おじいちゃん、いいですよね。
      実はこの本、続編があります。銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2です。また、...
      なななさん、こんにちわ。
      おじいちゃん、いいですよね。
      実はこの本、続編があります。銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2です。また、読んでみてください。
      2021/06/02
    • なななさん
      raindropsさん、教えて頂きありがとうございます!続きがあるとは知らなかったです。楽しみが増えました!ありがとうございます♫
      raindropsさん、教えて頂きありがとうございます!続きがあるとは知らなかったです。楽しみが増えました!ありがとうございます♫
      2021/06/04
    • raindropsさん
      この本は「静おばあちゃんにおまかせ」の続編でもあるので、先にそちらも読んでおくと、さらに楽しめると思います。
      この本は「静おばあちゃんにおまかせ」の続編でもあるので、先にそちらも読んでおくと、さらに楽しめると思います。
      2021/06/04
  • 『さよならドビュッシー』の前日譚、というかスピンオフ物語。

    あの頑固で一本気の玄太郎氏が、主人公の物語。
    安楽椅子探偵、ならぬ要介護探偵とは...

    本来、長編が得意な中山七里氏ですが、短編も素晴らしいですね。

    とても味のある短編が5つ。
    うち、4つ目の『四つの署名』は、銀行強盗に玄太郎氏が巻き込まれる話。
    ハラハラドキドキの展開ですが、最後に、表題にある『四つの署名』とは、そういう意味かと納得し、玄太郎氏の懐の深さや情の厚さを感じました。

    また、5つ目の短編で、岬先生と玄太郎氏の別れのシーンは、単なる日常の一コマなのですが、『さよならドビュッシー』に繋がる流れとなるため、あまりに切なく、悲しくなりました(ウルウル)。

    『さよならドビュッシー』では、岬先生が活躍しますが、まさにこの日が、名探偵の交代といった日であったのかも知れません。

  • 岬先生が活躍するとなぜか少し興奮した。要介護探偵のキャラクターもいいですね。ドラマ化できそうなキャラクター。

  • 香月玄太郎が事件を解決するスピンオフ。玄太郎さんがなぜ車椅子生活になった経緯が読めて良かったです。玄太郎さんの様な口うるさいお爺ちゃんは、敬遠されがちだが、口だけではなく行動も伴っている人だからか、彼の言動は憎めない。快走で、小学校で順位を付けません、競争する事は好ましく無いやらで、語った玄太郎さんの言葉は重い。社会に出たら、毎日が人と競争で、能力や容姿で、優劣が生まれてるの事実だ。だから学校で、社会で心折れない人を育む事が大切だと思う。最後、岬洋介さんが出ましたが、終わりがあれに続くのかと悲しくなった。

  • 岬洋介シリーズのスピンオフ作品であり
    中山七里の作品の中では珍しい短編集

    主人公はさよならドビュッシーの主人公の祖父の
    香月玄太郎 さよならドビュッシーを読んだ人なら
    わかるであろうあの人である

    タイトルの通り主人公は脳梗塞で機能障害を
    患って介護が必要な車椅子に乗った老人
    脳梗塞を起こした直後は機能不全で
    探偵なんてことができる状態ではなかったのだが
    って言うくだりは2話目の要介護探偵の生還を読んでほしい
    思わずうるっときてしまった内容だった

    そんな要介護な人物が如何にして探偵として
    というか探偵まがいなことをできて
    どういう事件を解決していくのか

    5話構成で2話と4話は涙もろい人は
    ハンカチやタオルを用意したほうが良いかもしれない

    レビューをみていて
    また、二人のシリーズを探して、読みたい。
    と言うのがありましたが
    静おばあちゃんと要介護探偵に玄太郎が出てくるようです
    https://booklog.jp/item/1/B07KSB2PHH

  • 短編集で読みやすかった。
    なんといっても、玄太郎がかっこいい。。
    初めはただただめんどくさい注文をつけてくる厄介な要介護お爺さんだったが、最終章の頃にはもう早くこの謎をスッキリさせてくれ…と玄太郎の虜になっていた。

  •  5つの章のどの事件も面白かった。香月玄太郎さん、いいキャラだと思う。

  • やっぱり岬さんは、素敵!要介護探偵もお気に入り。『さよならドビュッシー』で亡くなってしまったのが、悔やまれる...また、二人のシリーズを探して、読みたい。

  • 再読

    宣言めいた言葉(本人ではないが)
    など、すんごいつながるんだ

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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