L'INCAL アンカル (ShoPro Books)

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制作 : メビウス 
  • 小学館集英社プロダクション (2010年12月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796870832

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L'INCAL アンカル (ShoPro Books)の感想・レビュー・書評

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  • この本を一言で表すなら、「再帰」なのかも。

  • フレンチコミック界の巨匠メビウスの作品完訳版。1コマ1コマの絵が緻密で見入ってしまう。その後ストーリーのおもしろさ、複雑さに読み入ってしまう。読むたび違う所で感動し、わくわくする*
    アレサンドロ・ホドロフスキーの頭の中をメビウスの綺麗な色彩と緻密な描写で再現。80年代の作品なのに新しい。

  • <閲覧スタッフより>
    世界中に影響力のあるクリエイターコンビ。
    「アンカル」なくしてはナウシカもAKIRAも生まれなかったかも?
    --------------------------------------
    所在記号:726.1||メヒ
    資料番号:10214464
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  • マンガレビューはブログ「くさなぎたつみの大人マンガ夜話」に載せています。
    http://kusanagitatsumi.blog.fc2.com/

  • 2014/6/17購入

  • 冴えない中年私立探偵が主人公のスペースオデッセイ。未来都市、地底世界、深宇宙、海洋惑星、闇との闘い、肉体と精神、といった考え付く限りのSF要素がてんこ盛り。コマ割りの基本プロトコルが日本のマンガと異なり、遠近シフトが頻繁に変わるので、読むのに時間がかかる。チャプターごとに話の展開が大きく変わる。1年ぐらいかけて読了した。

  • 緻密で美麗な一コマ一コマ。壮大なスケールに超展開につぐ超展開。哲学的なストーリー。冴えない男が世界を救うネタには食傷気味でもおもしろい。結末から台詞のひとつひとつまで、読者同士解釈を語り合いたくなるような魅力に溢れる傑作だった。宮﨑駿にも大きな影響を与えた作品とのことだけど世界観からキャラクター、装飾品のデザインまでナウシカとの類似点は驚くほど多い。といっていずれかの価値が薄まるわけではもちろんなく、大雑把に見てもナウシカが宗教の皮を被ったSFならアンカルはSFベースの宗教漫画というかんじで全くの別の味わいがある。

  • ホドロフスキー原作、メビウス画という贅沢な漫画。ドラマの筋として受け入れられるかというと正直難しかったのだが、ホドロフスキー×メビウスの目眩めくヴィジョンを体験することができる。おそらく2001年宇宙の旅、デューン、アキラ、などの意識進化系SF(勝手に名付けるなら)が好きな方にはたまらないだろう。

    主人公の探偵はどうしようもないキャラクターだが、おそらく「愚者」であり、全体がタロットのフールズジャーニーとして完結するようになっている。
    タロットに造詣の深い方はおそらく埋め込まれたコードを、読み取ることができるはず。

  • ホドロフスキーの原作をメビウス(ジャン・ジロー)が作画するという夢の顔合わせ。宇宙の秘密を握るアンカルを巡り、探偵、ギャング、メタ戦士、犬頭人間、帝国大統領、はては宇宙人までが入り乱れての宇宙規模の争奪戦。スケールの大きさ展開の奇抜さもさることながら、やはりメビウスの画が素晴らしい。キャラクターの造形、構図・コマ割り、色彩の豊かさ、どれをとっても日本の漫画文化にはないもの。大友克洋をはじめとする日本の漫画家(それから多くの映画作品の美術デザイン)に強く影響を与えたのも納得できる。特に大友への影響の強さはこのアンカル読んだだけでもはっきり見て取れる(アンカルはちょうどAKIRAとほぼ同時期に描かれている)。バンド・デシネにしろグラフィックノベルにしろ日本式の漫画にしろ、画と文字とコマ割による表現形式というのは、まだまだ豊饒な世界が広がってるね。
    一方で、やはり日本の漫画を読み慣れた身からすれば読みにくさは半端ない。行間(コマ間)の読み方、表現手法、感情表現、そうした"漫画の文法"とでもいうものが根本的に異なる。横書き左開きと縦書き右開きというフォーマットの差も大きいが、そこに含まれた文法の習得というのはさらに重要な要素だったりする。それは各国固有の知識の有無とは違う次元で、結構根の深い壁でもある。
    だから日本は世界有数の漫画大国を自称しながら、海外の傑作・名作を読む機会はなくて、ONE PIECEの2億部に匹敵あるいは凌駕する発行部数を誇るアステリックスやウォッチメンなんかがほとんど知られることなくきたわけで。
    で、そのあたりを克服する試みは、表現の面からもビジネスの面からもほそぼそと継続して行われてるんだけど、うまくいっているとは言い難い。それはそうで、ディストリの仕方や制度の整備でどうにかなるものではなく、さらに作品そのものの質にも強く影響するのだから、最適解はそう簡単には導けない。それでもなんとか漫画文長年の試行錯誤によって日本でも海外漫画の輸入・翻訳がようやく定着しつつあって、そのおかげでアンカルも読めるわけで、大変良い時代になったなあと。そうして世界中の漫画作品を気楽に読んで楽しめる環境になると、クールジャパン的なお話ももちっとはマシになるんじゃないかなと思うのです。

  • 魅力的な作品だとは思うが、映画化は無理だろ。結局フィフス・エレメントのような怪作になってしまう・・

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L'INCAL アンカル (ShoPro Books)の作品紹介

R級ライセンスを持つさえない私立探偵ジョン・ディフールは、ひょんなことから宇宙の命運をつかさどると言われる謎の生命体"アンカル"を手に入れる。アンカルをめぐり、政府、ゲリラ組織、宇宙征服をたくらむ異星人など、さまざまな思惑が交錯し、ジョンは図らずも光と闇をめぐる壮大な宇宙抗争に巻き込まれていく。はたしてジョン・ディフールの運命は?カルト映画の巨匠ホドロフスキー原作!フランス発、衝撃のスペースオペラ・コミックがついに登場。

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