アベンジャーズ:プレリュード (ShoPro Books)
- 小学館集英社プロダクション (2012年9月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796871266
感想・レビュー・書評
-
『アベンジャーズ』以前のMCU映画作品で起きた事件で端々に登場するフューリーとS.H.I.E.L.D.の活躍をつなぎ合わせ、一つの作品にすることでMCU作品を補填する試み。その完成度は非常に高いと思われる。
ブラックウィドウ、ホークアイといった当時出番が多いわけではなかったキャラクターが裏でやっていた、という形ですべてのエピソードをつなぎあげる様は見ていて小気味良い。シンプルなストーリーラインな上、展開はわかり切っているのでカタルシスは少ないだろうが、MCU映画好きなら読んで後悔はしない一冊だろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画『アベンジャーズ』の前日譚。SHIELD長官フューリーの怒濤の一週間。
アベンジャーズはもちろん、各単独映画(「アイアンマン2」「マイティ・ソー」「インクレディブル・ハルク」「キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー」)と各BDに収録されているマーベルワンショットまで全て見てから読むのが一番楽しいと思う。
個人的には北極圏でキャップが発見された時の嬉しそうなコールソン捜査官と「深呼吸しろ」って言う長官のやりとりが大好き。
凄く読み易い! -
映画版のマーベルの世界を元にしたアメコミです。
アベンジャーズが始まる直前、シールドは大忙しでしたというお話です。
主人公は、ニック・フューリーと、シールドの捜査官の面々。ブラック・ウィドウの活躍がいい感じです。
ものすごく読みやすいです。絵柄も、マンガ的。 -
映画ユニバースでは意外と苦労性のフューリー長官。SHIELDの力で対処しがたい最悪の一週間が最後に連鎖的に結実し先に繋がるのが鮮やか。
-
結構評判がいいので買ってみた。
(ノベライズの方は分厚いのは各シリーズを半分くらい割いてあらすじ解説してるからで、あとは淡々と話追うばっかりでいまいちだったわあ)(パラ見ですが)
ちょっとナターシャがゴツいけど、アメコミなので仕方ないってことでそれはそれで(笑)
各物語(SHIELD結成がアイアンマン後なので、基本的にハルク・キャプアメ・アイアンマン2・ソー)の裏でSHIELDがどう動いてたのかとか、キャラクター同士どういう繋がりがあったのかってことですが。
結構ハルクとトニーが出番多めかな~、こっちも各映画見てる方が楽しめるかも。
しかしこう見るとフューリー長官がんばって! ってかんじだった。オー人事オー人事。
あと、コールソンが使ってロキふっ飛ばしたあれって、ああいう原理だったのね。そういや似てるわ。……っていうのが結構ある感じです。
ほんとに裏話っぽい。おもしろかった~。ちょっとペッパー出て欲しかったバンバン! バンバン!! ってなったのはひみつ。
で、解説のペラ紙にさらっと書かれてたけど、ナターシャスピンオフ映画の企画が上がってるんですね。アベンジャーズでも思わせぶりだったし、ちょっと見てみたいなあ、バートンと認識の差異があるブタペストの辺り気になる(笑)
エグそうではあるけど……。 -
映画の前日譚、ということで映画を見たあと読むと色々美味しいです。
-
映画『アイアンマン2』『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』を結び、『アベンジャーズ』へと繋がる1週間の出来事(!)を、ニック・フューリーを筆頭とするシールド・エージェントたちの視点から描いた、副読本的コミックの日本語版。上記各作の映像内でも少しずつは接点が描かれてはいるけれども、それがより明確に分かる作りになっている。
4本の映画から要素を抜き出し、それでもあくまで「舞台裏」の話なので、場面転換目はまぐるしく、断片的な情報を詰め込みすぎ、単体での漫画としての盛り上がりには欠ける印象。副読本と割り切った方がよいのかなぁ、と。