アルティメッツ 2 (ShoPro Books)

  • 小学館集英社プロダクション
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796871846

作品紹介・あらすじ

世界をおびやかす脅威から人類を護るためにニック・フューリー将軍によって集められた最強チーム"アルティメッツ"。彼らは、「ハルクによるニューヨーク襲撃」、そして「人類全滅と世界の崩壊を狙った、変身能力のあるエイリアン"チタウリ"の侵略」という二つの大きな戦いに勝利を収め、世界中から賞賛される存在となっていた-。この戦いから1年後、彼らは更なる波瀾の時を迎えていた。チームの中に裏切り者が紛れ込んでいるという疑惑が浮上。その意外な正体が判明した瞬間から、アルティメッツには修復できない亀裂が走り、チームの内側から一大崩壊が始まったのだ!このかつてない危機にヒーローたちはどう立ち向かうのか!?

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  • 世界を脅かす脅威から人類を護るためにニック・フューリー将軍によって集められた最強チーム“アルティメッツ"――アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ワスプらは、様々なトラブルを抱えながらもチームの力を集結し、滅亡の危機から世界を救った。しかし、その1年後、彼らは更なる波瀾の時を迎えていた。主張がぶつかり合い反目する仲間たち……、虎視眈々と彼らを狙う新たな強敵たち……。彼らを脅かすそれらの火種の裏には、邪神ロキの暗躍が……!? そして訪れる最大の脅威を前にして、彼らは再び世界を救う事ができるのか!!
    マークミラー版アベンジャーズであるアルティメッツ第2弾の敵は、映画版アベンジャーズでも強敵だった邪神ロキ。
    しかも、映画版アベンジャーズよりも手の込んだ策略でアルティメッツを壊滅させようとする。
    まず、前作でニューヨークを壊滅させようとしたのがハルクであることをバラしてハルクを処刑しようとする。
    次にホークアイの一家を皆殺しにしたのがキャプテンアメリカであるかのように偽造して、殺害しようとする。
    ソーが自分が神だと思い込んだ妄想癖の人間だとニックフューリーに思いこませて、アルティメッツから排除する。
    そして、ロキが反米的な国家によって結成したチーム・リベレイターズ(中国が作ったハルク・アボミネーション、アーマー人間クリムゾンダイナモ、増殖ミュータント・スキゾイドマンなど)を率いて地球侵略戦争を起こす。
    クライマックスのアルティメッツとXメンとファンタスティックフォーの連合チーム対ロキとリベレイターズのバトルは、映画版アベンジャーズよりもド派手で熱くなるドラマが絡んでいて興奮を約束します。
    アイアンマンとブラックウィドゥやキャプテンアメリカとワスプの複雑な関係やアメリカと中東の険悪な関係も、スーパーヒーローの人間的な側面や世相の風刺を描くことで、ストーリーに深みを与えています。
    ロキに力を貸したアルティメッツの裏切り者メンバーに、驚かされました。

  • ブッシュがイラン侵攻してた時期に書かれたけど、キャプテンブリテンやらキャプテンスペインやらEUとアメリカを中心にした西側の多国籍ヒーロー軍と、イラクや北朝鮮、ロシア、中国とかの悪の枢軸ヒーロー軍による戦い。

    キャプテンアメリカを始め、登場人物がみな性格が悪くて内容もハード。特に、アントマンのピム博士は、人として最底辺だった。大人向けのアベンジャーズ。最高!

  • 「アルティメッツ」続編。前巻では世間に認められるまでの話であったが、今巻は陰謀との戦いが描かれる。そして、その陰謀によって前巻以上に疑念を読んだり衝突したりととてもどす黒い展開が続いて行く。

    アベンジャーズを現代に持ち込んだら、という思想のもと、オリジナル版ではまだできていなかったEUの扱い、刊行当時のアメリカへの風刺を効かせる展開などは前巻よりもよりうまいように思えるので、前巻を読んだ人はぜひこちらも読んでもらいたい。

    衝撃度の高い展開が続くのは辛い部分もあるが、ラストの爽快感抜群のシーンにいたるまでの展開はばっちり計算しつくされているので、安心して読もう。

    アートの力を明示しているので、本編一話分まるまるペンシル画を掲載しているなども意欲的で良い。その分すさまじくページはかさむが、アート的な価値は抜群なのでぜひ見てほしい。

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