ホークアイ:L.A.ウーマン (ShoPro Books)

  • 小学館集英社プロダクション
4.29
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本棚登録 : 27
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796875677

作品紹介・あらすじ

ニューヨーク…人生…そしてクリント・バートンから逃れるために、ロサンゼルスに向かうケイト・ビショップ。だがトラブルからは逃れられなかった。というのも彼女とマダム・マスクは同じ人種-つまりどちらもプールサイドでくつろぐ、金持ちのセレブだったのだ!心を病んで隠遁生活を送る、1960年代のカルト・ミュージシャンの失われた名作を取り戻すために奔走するケイト。だがその一方で、マダム・マスクがケイトを見つけ出し、彼女にふたたび命の危険が迫る!

感想・レビュー・書評

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  • 邦訳ホークアイシリーズ第3巻。
    クリントと袂を分かったケイト・ビショップ奮闘編。

    今巻はデビッド・アハのアートを扉のカバーでしか見られないのは個人的に残念だったんですがハビエル・プリードのデフォルメはかわいいしアニー・ウーのアートも引き込まれますし大満足。

    お話は地味ながら「失われた名作」などじっくりと読ませてくれ、アメコミ初心者でこのホークアイシリーズを読むまで「ケイト・ビショップ」というキャラクターをほとんど知らなかった僕にとっては彼女を知るにはちょうどいい塩梅でした。

    読後の感想としては前作「リトル・ヒッツ」と次作「リオ・ブラボー」を結ぶ連作短編の様でした。
    シリーズ物なので、これ1冊読んで楽しいというわけではないですが、キャラクターの掘り下げをしつつ通した物語に重みを加えていて、読み応えがありました。

  • クリントと別れてタイトル通りL.A.に一人で来たケイト・ビショップのヒーロー稼業話。短編的な事件を解決していると思いきや、どんどんスーパーヴィランの関連性が明らかになり、さらにはクリント側の話ともつながって彼の下へ帰る…なんて見事な構成だろうか。
    ここまでの巻に見られた印象的な手法はあまり多くないが、可愛くみせたりタフに見せたり、小生意気に見せたり…ケイトの魅力を多面的に描き出せているアートだと思う。
    登場するゲストキャラがやたら濃いのも特徴的。自然と出てくるLGBTカップルたちとのやり取りは、なんとなく作風に合う。
    クリントとの合流が楽しみだ。

  • こんなに迂闊な子だったっけ。してみればクリントは意外にちゃんと保護者をしてたんだなあ。M.ホリングスワースの着彩はD.アジャと組んでこそ最高の効果を発揮するのかも。チャンピオンズのメンバーを列挙するネタには笑った。

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著者プロフィール

●マット・フラクション[作]……1975年生まれ。コミック・ライター。アイズナー賞受賞作家。

「2014年 『ホークアイ:マイライフ・アズ・ア・ウェポン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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