スパイダーグウェン:グレイター・パワー (ShoPro Books)

  • 小学館集英社プロダクション
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本棚登録 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796877152

作品紹介・あらすじ

自分の腕の中で死んだはずのリザードが復活していた? さらに広がるグウェンワールドから目が離せない! グウェン・ステイシーは死んだはずのリザードの復活を探るべく再びスパイダーグウェンとして活躍する。グウェンの世界でもオズボーンとの対決が始まる一方で、彼女はシールドの最重要手配リストに自分が載っていることを知る。共にリザードの死を確認した恋人ピーターとの関係にもある疑念が浮かんできてしまうが…? さらなる広がりを見せる第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • グウェンの世界ではハリーはゴブリンでリザード

  • グウェン・ステイシーがスパイダーウーマンとなったら…という、正史世界からすればIF展開に当たる作品の第2巻。正確に言えば、前巻はミニシリーズで、第1シリーズの1巻が本巻のようだが、前のミニシリーズからそのまま話を引き継いでくれている。
    おっかなびっくりやっていた印象だった前巻に比べ、正史世界であるアース616から大きく設定を変えた部分が目立ち始め、余計な制約を考えなくなったように思える。このくらい違った方がこのアース65の世界を楽しめると思うので、この点については大歓迎だ。
    また、そもそもデビュー作であるスパイダーバースの設定を引き継いで、正史世界と接点があるところも楽しみどころだろう。
    そのように設定面ではインパクトの大きさは十分で、読んでいて楽しいのだが、そのキャラクターたちとの交流にとどまっている印象が強い。せっかくのバンド設定はこの巻を通してちょっとしか出てこず、それぞれのキャラクターと絡んで解決した事件の縦糸があるわりにその存在感が薄い。重要な要素だとは思うが、グウェンと父親の関係、ピーターの死の真相の部分を大きく進展をさせるわけではないのにページを割いているように思ってしまう。広がってきたキャラクターたちをうまく活かした大きな展開に期待したい。

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著者プロフィール

●ジェイソン・ラトゥーア[作]……コミックアーティスト、ライター。ライターとして『ウィンター・ソルジャー』『ウルヴァリン&The X-MEN』、アーティストとして『ウルヴァリン』シリーズなどを手掛ける。

「2023年 『スパイダーグウェン:ウェポン・オブ・チョイス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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