安全保障関連法 ― 変わる安保体制

著者 : 読売新聞政治部

制作 : 読売新聞政治部 

• 信山社 (2015年9月30日発売)

作品紹介・あらすじ

安保関連法案の成立関係の読売新聞記事を本格的に編集。積極的平和主義への歴史的な転換期にあって、客観的に「正確な情報」を読む。自衛隊の果たす平和への新たな役割と仮題とは。新安保法制の条文解説やシミュレーション、議論の流れなどを解説するほか、学識経験者が語る安全保障法制や、関連法の要旨や閣議決定、記者会見の全文等、資料も充実。

感想・レビュー・書評

[モゲラさんの感想 · 2017年5月9日]

読売新聞で掲載されていた現平和安全法制関連記事に加筆修正を加えた上で、1冊の本にまとめたもの。
良くも悪くも新聞レベル。そこまで詳しいわけでもないが、安全保障や防衛法制に普段はあまり関心がないような人でも理解できる内容でもある。
法整備の背景となる安全保障環境の変化から丁寧に解説していく論の進め方は好印象。シミュレーションも用いながら平和安全法制の必要性や成立経緯を解説している。
米軍等の武器等防護と集団的自衛権の切り分けなど、一般人には理解しにくい事柄についても図等を用いて説明しておりわかりやすい。
国際平和支援法などについては一般向けとは言え若干説明が薄かったかな。それでも、複雑な本法制について頭を整理する上では非常に良い本だった。

[淑徳大学千葉図書館さんの感想 · 2016年5月23日]

配置場所：2F手動式書架
請求記号：393.21||Y 81
資料ID：W0184125