行動はどこまで遺伝するか 遺伝子・脳・生命の探求 (サイエンス・アイ新書 29)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797338898

作品紹介・あらすじ

ヒトの特異な行動様式は、当然、遺伝子の変化の結果です。私たちが感情や欲求と呼ぶものも例外ではありません。行動がどれだけ遺伝子によって決定されるかを探ることは、重要なテーマになっています。本書は、アリストテレスの古代から近代の行動学の研究をたどり、現代の分子遺伝学が解明した行動する"本能"の正体に迫ります。

感想・レビュー・書評

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  • 2007年7月初版。
    名前をそのまま想像するとちょっと中身とギャップを感じるかも。遺伝というものの科学的な流れをアリストテレスから現代の分子遺伝学までをフォローし、そもそも遺伝とは何なのか?どういった仕組みでそれが行われているのかを解説していく。DNAは知っているけどRNAって何?あたりの人が読めばなかなか興味深く読めるのではないかと思う。

    以下 evernoteより転記

    p1 「脳がわかるということは、心の謎が解けるということだ」

    「行動学」→「分子遺伝子」の歴史的な流れ

    進化の骨子
     ・ダーウィンの自然選択  →良い物が残る
     ・メンデルの遺伝粒子   →良い物が引き継がれる
     ・ド・フリーズの突然変異 →良い物の選択肢が拡がる

    行動がなぜ起きるのか、遺伝とはどのようなものなのか、ということを知ることが必要

    p38 ヒトを含めあらゆる動物の全行動が、学習と経験によって作られるという極端な立場


    →ニューロンとグリア細胞に見る、コンピューターネットワークにおけるポジション

    DNA→RNA→タンパク質 という流れ セントラルドグマ

  • 所在:展示架
    資料ID:10701564
    請求記号:481.78||Y31

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著者プロフィール

情報通信研究機構未来ICT研究所室長、東北大学名誉教授、理学博士。1954年 東京都生まれ。東京農工大学大学院農学系研究科修士課程修了。三菱化学生命科学研究所研究員・室長、科学技術振興事業団 山元行動進化プロジェクト総括責任者、早稲田大学教授、東北大学教授などを歴任。

「2012年 『遺伝子と性行動 性差の生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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