めまいは治る

著者 : 坂田英明 坂田英治

• ソフトバンククリエイティブ (2007年12月11日発売)

作品紹介・あらすじ

どうして、めまいは起こるのか?めまいが示す危険な「前兆」とは?どのようにめまいを治すのか?緻密な問診とカクテル療法で多くの人を救った専門医がやさしく解説。

感想・レビュー・書評

[ぽんだなさんの感想 · 2012年12月29日]

めまいの後ろには大病が隠されている！
他著ではめまいの後ろには脳梗塞などの異変が隠されてはいるが全体からみると数パーセントという話なので、少々恐怖を煽るような感じに受け取られた（もちろん、大きな病気の可能性を視野にいれながらの対処は必要だが）。あと、病院や医者のあるべき姿、患者のあるべき姿と、理想像の追及が高くて「こうあるべき！」と説かれていることが多く、どうも正義感が強い感じの裏に少々攻撃的なニュアンスを感じてしまう。
めまい患者さん向けの解説本ではなく、めまい心療にあたる医師の理想と苦悩の本と読むと、その葛藤の心境がよく伝わってくるものがある。

著者プロフィール

ドイツ・マグデブルグ大学耳鼻咽喉科研究員、埼玉県立小児医療センター耳鼻咽喉科副部長、目白大学保健医療学部言語聴覚学科教授・耳科学研究所クリニック院長をへて、2015年に川越耳科学クリニック開設。

「2023年 『【読む常備薬】図解　いちばんわかりやすいめまいの治し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」