- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797345513
作品紹介・あらすじ
苛酷な砂漠の旅をへて、ようやく抵抗勢力の隠れ家のコロニーにたどりついたワンダラーとメラニー。だが、そこで待っていたのは歓迎ではなく敵意だった。再会した恋人ジャレドにとっても、ワンダラーは愛するメラニーを乗っ取った憎い侵略者だ。メラニーの"ボディ"を伝わる激情にワンダラーは混乱する。あるときジャレドは、メラニーの意識がまだ存在することをたしかめようと、ワンダラーをかき抱き、唇を重ねた。その瞬間、これまでにない熱情が"ボディ"を駆けめぐる。これを感じているのはメラニーなのか、それともわたしなのか…?その頃、ソウルの捜索者がワンダラーを追っていた-。
感想・レビュー・書評
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「また起こっているのだ。わたしが知るべきではないこと。知らないほうが幸せだ、とイアンが思っていること。うなじのあたりがゾクゾクした。もしかしたら、本当に知りたくないかも。」
人間のコミュニティに入り、そこで様々な経験をするワンダ。
とにかく、この2巻では、希望と絶望とがくるくると。
メラニーの恋人ジャレド、メラニーの弟ジェイミー、コミュニティの長ジェブ、コミュニティメンバーのイアン。
と、小さいコミュニティながらも、そこで起こる出来事に同じ出来事は1つとないのです。
この2巻になると、登場人物たちの個性というものが非常に明確になってきます。
そして、メラニーとワンダも性格が大きく違うということに気付かされました。
それが、二人がうまくやれるようになった原因の1つでもあるのかなぁ。
徐々に人間のコミュニティに溶け込むことができそうなワンダ。
それでも、やはりワンダに対しての抵抗はあったりして、
そこがなんだか、辛くなってしまいます。
そして、どうしても、自分が人間側だったら・・!?と考えます。
不思議と、ワンダたち、『ソウル』の側ではなく、人間の方で考えているのが、また不思議なのです。
徐々に明かされる秘密。
一体これはどんなラストに向かうのかなぁ、、と考えながら、ワンダとメラニー、そして、出てくる優しい人達がどうか幸せでありますように。と思わずにはいられない、流れなのでした。
【10/21読了・初読・個人蔵書】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
No.884
1. 目的
エイリアン侵略系のSFとしてはちょっと異色っぽいから読んでみた
2. 得たこと
ディストピアのSFと思いきや、ラブロマンスをしっかり含んだリアリティのあるストーリー。
3. アイデア
映画化してほしい。 -
面白くなってきた。
体を2つの意識が共有してる感覚がうまく表現されてると思う。
個人的にはイアンとカップルになって欲しいかな。 -
だんだん面白くなってきた。
ワンダも徐々に受け入れられ、コロニーの仲間として他の人たちからも見られるようにはなってきてはいるのだが…。
ホストのメラニーを感じてしまうが為に、自分は人間ではないと思い知らされるのは辛いだろうな。
ジャレドへの恋心もワンダの本心なのか、メラニーの影響なのかわからず苦しんでいるワンダには同情する。 -
だんだんと受け入れてもらえるようになったね!
しかし一人の体に二つのソウルがあるのは辛いねえ。
イアンの方が好ましく感じる。ジェイミーは目にいれてもいたくないね。
どう幕をひくんだろう。みんな幸せになれればいいのにねえ。 -
宇宙寄生物のワンダの目を通して、人間の感情の豊かさ、心の優しさを再認識させてくれる。が、ワンダ(メラニー)とジャレドに大きな変化がなくガッカリ。3巻に期待!!!(私はやっぱり甘甘ベタベタのトワイライトのノリが大好きなのね)
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1巻より随分読みやすかったです!
設定も理解がやっとできたので
楽しく読むことができました。
ワンダの優しさに気づいた
イアンやジャレドとの関係や
絆ができてきたメラニーとの友情が
やっと良いものになってきて
人間がワンダを受け入れるようになったことが読んでいて気持ちのいいものでした。 -
1巻を読了してから、やっと2巻に手を出した。
深く考えながら読んではいけない作品。
登場人物が意味不明なんだから、文章をさらさら読むべきと学習。
3巻もあるんだよね・・・。
休憩を入れて読みます。
'11.07.10読書完了