- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797348354
作品紹介・あらすじ
「お兄ちゃんがへん」そんなことはない、と俺はお茶を濁すが、妹は食いさがる-。妹の匡子は、三年前から同じ"八月二十九日"を繰り返し過ごしている。記憶が更新されない匡子の眼には、成長した俺の姿や、季節の変化が奇異と映るのだろう。医者は記憶の奇病だと言った。いろいろ治療を試みたが、すべて芳しくはなく、出口の見えない日々を俺も匡子も送っていた。そんなある日、海外出張中の親父の行方がわからなくなっていると知らされた。しかも、失踪の原因は妹の病と関係があるかもしれないというのだ。親父の失踪と、妹の病-共通点は「記憶使い」と呼ばれる能力だという。この事態-俺になにが出来る。
感想・レビュー・書評
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設定はかなりありきたりではある。
じゃあ山場があるかといわれると、うーん・・・
よくあるライトノベルに見られる設定大好きに終わらないあたりはよくできていると思う。
が、テーマがテーマだけにもっと人間関係を描いてほしい。
それは次の巻を読めと、言うことなのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イラスト書いてる人が好きだから買ってしまったもの。
思ってたよりは読みやすかった。
でも,流し読みしてると話についていけなくなる。
少しだけ途中で飽きちゃった。
続きものだからしょうがないのかな? -
記憶を操作できる「記憶使い」といわれる異能力者の話。
序盤は主人公の境遇による暗さが目立つが、後半はアクションなどありおもしろかった。
続刊だそうなので、今後に期待。 -
田倉さんのイラストだと新聞で見て思わず買ってしまった。