- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797354362
作品紹介・あらすじ
10msのレスポンス向上と落ちないWebサービスを追求するライブドアの技術者が明かす構築・運用テクニック。実際のサービスでの適用手法を例として、快適なWebサービスを実現するための最重要課題となる高可用性の維持から、キャッシュシステムや分散処理などの高速化技術まで、徹底的なこだわりをここに公開。
感想・レビュー・書評
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Webサーバ運用に関する勘所のようなものがあちこちに記載されている.また,perlなどのソースコード例が多く載っているため,それらを参考にするのも良いと思う.
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膨大なアクセスのあるwebサービスはどのように運営するのか?
目次
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Chapter1 Webサービスの概要と要素技術
Chapter2 キューイング
Chapter3 DBキャッシング
Chapter4 HTMLキャッシング
Chapter5 検索サービスの技術
Chapter6 入出力パフォーマンス
Chapter7 分散ストレージ
Chapter8 モバイルの技術
Chapter9 ネットワークを取り巻く技術
Chapter10 Webサービスの性能評価
</blockquote>
まずは、流石だなって思う。
ライブドアのサービスはブログの時から使っていて、非常にレベルが高いことは良く知っている。
意外にもその技術力の高さを知る人がいなかったりもして、残念に思うんだけど。
さて、そんなライブドアのサービスを題材に、実際のwebサービスでユーザーに対して快適に使ってもらう為に、バックの環境はどうなっているのか、インフラと、主にサーバのチューニングまわりを詳しく紹介した本になる。
自分は、この手合いの本を沢山読んでいないので、そんな中ではほぼ唯一の内容になる。
解説している内容も、下っ端技術者が読んで理解できるかというと、全然そんなこともなく、かなり中核に近い内容が多いので、最低限のシステム構築知識が必要でしょう。
主なポイントはch2のキューイング、3のDBキャッシュ、4のHTMLキャッシュ。
そして、入出力と分散ストレージ。
このあたりをざっくりと理解するだけでも、この本があってよかったなーって思うんじゃないでしょうか。
勿論、詳しい解説が載っているので、そこからレベルアップすることも十分可能だと思います。
(自分はそれだけの経験が無いので、そこまでしか言うことができません。本当に高位技術者向けの本です。) -
初版
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大規模Webサーバの構築・運用に関する技術書。キャッシングや、分散処理といった技法について考え方や構築方法を解説。
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知りたいことはある程度載ってたけどちょっと内容的に古いかも。ライブドアという会社の端々にオンザエッジから続く鋭い先見性が見えるけど、これはホリエモンの遺産?
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借りて読むより買って読む本かな。さーっと流し読みするだけでもいいけど。
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杉並
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中級者レベルには難しい。また、perlが詳しく無いと。
livedoorの技術解説本 -
広く浅くwebサーバのインフラ技術を紹介している
1つ1つの内容は余り深くない
こんな技術があるんだー程度で斜め読みする程度でよいと思う -
livedoorのサイトを事例に、実際にあの規模のサイトを運用するために使っている技術、アプリケーションを惜しみなく公開している。しかもソースコードまでつけて!驚いたのは1つ1つの要素技術とそれを使うアプリケーション自体はそれほど難しくないこと。ただオープンソースの中からそれらを見つけて確実に運用していけているあたりはlivedoorのエンジニアはやっぱり優秀なのだな、と思う。大規模サイト構築には必ず参考になる1冊。