人を動かす [超] 話し方トレーニング【サブリミナルCD付き】 劇的な成果が手に入る驚異の会話術
- ソフトバンククリエイティブ (2010年6月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797355994
感想・レビュー・書評
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このCD、効果はあるのかな?嫌いじゃない音だけど。
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基本的には書き方トレーニングと同じ、データ、ワラント、クレームを使って論理的に話す。
話したいこと、話す目的を明確にすることが大切。 -
いい声だしたい。
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殆どの人が毎日、多くのことを話しています。その相手が友人であったり、家族の人であったり、仕事関係の人であるにせよ、「相手に聞いてもらえる話し方」を私も心掛ける必要があると常々思ってきました。それを、論理的話し方と、情動的話し方であるとこの本では整理しています。
共通点があるほど、親密度が高いほど、あまり気にせずに話すことができますが、会社ではそうはいきません、話し方にも方法論があるはずで、今までも多くの先輩方を見てきて気づきました。
この本は、最近になって多く読み始めた苫米地氏が書かれた本で、「人を動かす」話し方について書かれています。会社でも後輩が多く入り始めてきたこの頃、「人を動かす」技術を身につけて実践していきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・他人、あるいは敵対する相手と話す話し方が「論理的話し方」で、家族、友人、仲間と友好関係にある相手と話す話し方が「情動的話し方」である(p17)
・コンフォート(安心感)のための会議は否定しないが、それをインフォーメーション(情報伝達)や、ディシジョン(決定)の会議と混同すべきでない(p21)
・奥ゆかしさとか、わびさびがダメなのではなく、それを西洋式システムである資本主義に持ち込んではダメ(p32)
・江戸時代以前の日本の信仰には、神との契約はない、先祖を崇拝する、仏を敬うという情動の世界(p33)
・話す目的を達成できる話し方が、言い話し方であり、それができる人が「話し上手」(p44)
・三段論法は、AならばB,BならばCのどちらかに反例があれば、破綻する(p59)
・論理の基本は、データ(D:証拠)、ワラント(W:説明)、クレーム(C:主張)である(p67)
・反論に対するために、バッキング(B:証拠、統計等)、クオリファイアー(Q:定性的表現、定量的表現)、リザベーション(R:クレームに対する例外を主張する論理)がある(p76)
・ある論題について主張されている行動をとるべきと判断されるには、必要性と有効性が必要になる(p82)
・言葉の意味とは、常に状況や文脈とともにある(p123)
・情動的話し方の場合、話す状況さえできあがっていれば、話の内容は重要でない(p129)
・臨場感空間を支配するには、「相手の視点から感覚的に相手の体の中に入って、相手が見ているもの、聞いているものなど、五感で感じているものをすべて言葉で言い表してあげる」(p144)
・デートの食事は自分が居心地の良い場所で、普段通りの注文をすると、空間の支配者になれる(p151)
・煩悩にとらわれず集中して自分を観るためには、リラックスをして、ゆっくりと逆腹式呼吸をしながら行うと効果的(p157)
・Callingとは、理念とも言うべきかなり抽象度レベルの高いもので、それより少し抽象度の低いものにCauseがある(p161)
・Callingの見つけ方は、5年後や10年後の「自分」はどうありたいかを考え、紙に書くこと、その後に、自分から家族・友人・業界等に広げていく(p164)
・上司へは企画案を1つだけでなく、複数の選択肢を用意して選んでもらうべき(p173)
・抽象度をアップさせるトレーニングとして、目の前に見えるものを、一つ上の抽象度(次元)で見る、本棚の中にある本を「紙」と見る(p195)
・次のステップとして、何の関係もなさそうな二つの共通点を考えてみる(p196)
2011年12月25日作成 -
話し方には『論理的~』と『情動的~』があって、仕事には本来『論理的~』が的するが日本人は苦手としている。特に日本の場合は仕事において『情動的~』を用いてしまってる人も多く本書は両方の特徴を教えてくれるとともに、『情動的~』の場合は内容や言葉が大事なのではなく、状況作り・場づくりがもっとも大切だということは革新的でした。
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20100607<br />おたふく風邪になり、時間がもったいないので、早速amazonのランキングを確認し、症状の軽いうちに本屋へ直行。<br />この前に読んだ速読のやり方を真似て、1.目次 2.全頁レビュー 3.速読の調子で呼んでみました。3.の速読は、なかなかスピードが上がらない。意識してもだんだんスピードが戻ってる。。。<br />頭の回転をあげるのは意識しても難しい。<br /><br />20100608<br />読み終わりました。<br />論理的な話し方として、トゥールミンロジックが紹介されていますが、個人的には、具体的にトゥールミンロジックをどのように使うのかがもう少し見てみたかった。論理的な構造は分かるが、そこから、いざ実践となると、イメージがなかなか掴めない。どの本も同じだろうが、もっと、本で読んだことを想像し、自分の中で血や肉にする思考を実施しなければと思う。<br />※それにしても、付属のCDは、効果があるのか無いのか全く分からない。ただ、聞いているとなんとなく不快な感覚を受けるのは、脳がそういう思考になっていないから???
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フォトリーディング&高速リーディング。苫米地ファンとしてはまあまあな本。CD付きだが自腹は切りたくない。
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「論理的話し方」と「情動的話し方」についてトレーニングというふれこみの、苫米地本。
CDも付属しているが、本の内容とはあまり関係なく、サブリミナル音源の含まれた「情動をコントロールする音源」「思考の抽象度が高まる音源」「IQがアップする音源」「臨場感・ラポール強化/無意識に働きかける禁断の音源」それぞれ10分あまりの音楽。
論理的話し方と、情動的話し方を分けて使うべきとの論であるが、ディベートと高い視点で見て抽象度を高めて、情動をコントロールして利他的なものにゴールをおけ?ということが主張。
「論理的話し方編」では、
・いわゆるディベートのテクニックとしてのトゥールミンモデルの紹介。(データ、ワラント、クレーム + バッキング、クォリファイアー、リザベーション)
トレーニングとして書き込みシートが用意されている。(p100)
・反論トレーニング
ケースサイド必要性への反論(ハーム=問題性、インヘレンケシー=内因性)
プランサイド有効性への反論(ディスアドバンテージ=不利益、ソルベンシー=解決性)
トレーニングとして書き込みシートが用意されている。(p102)
「情動的話し方編」では、
・臨場感感空間を支配=ラポール強化の強化
相手の視点から五感で感じているものを全て言葉で言い表す
・「Calling」=世界観
発見のための書き込みシートが用意されている。(p166)
とトレーニングを用意してあるが、だから話し方がうまくなるかというと、どうでしょうか?
(書き込みシートは
http://www.sbcr.jp/products/4797355994.html#supportDl
からダウンロードできる。)
10.11.20読了
池田
時間1h
評価○△
目次
■序章 あなたは何のために話すのか
●「他人」への話し方と、「家族」への話し方の、二つがある
●会議の場で二つの話し方が混同されることも
●本来、「論理的話し方」だけが正しい話し方
●日本が国際社会でなめられてしまう理由
●「わびさび」の文化を西洋式システムに当てはめてはいけない
●差別を「論理」で正当化してはならない
●民主主義は情動ではなく「論理」の世界
●本当の「話し上手」になるには?
●「論理的話し方」にも弱点はある
■第一章 仕事と人を動かす ~論理的話し方編~
●「論理」こそ、ビジネスで必須となる話し方のテクニック
●まずは「三段論法」を捨てよ
●論理の基本は「データ」「ワラント」「クレーム」にある
●「論理的話し方」の基本例
●「B・Q・R論理」で、論理的話し方を強化する
●論理的に反論するテクニックとは?
●「必要性」に疑いをかけるテクニック
●「有効性」に疑いをかけるテクニック
●四つの反論の具体例
●相手のデータを利用してワラントをひっくり返す技、ターンアラウンド
●論理的な話し方を身につけるトレーニング
●「論理的話し方」は、教育に取り入れるべき
●論理的話し方の源流は競技ディベートにある
●テレビ討論は議論ではない
●「私はこう思う」ではなく、根拠を示すこと
●日本語でも論理的話し方はできる!
■第二章 人の心を動かす ~情動的話し方編~
●言葉そのものに意味はない
●なぜオバマ大統領のスピーチはすばらしかったのか
●ポイントは「話す状況」にある
●自分と相手の共通のゴールを作り出すテクニック
●あなたの存在を相手にとって重要なものにする
●臨場感空間を支配するハイパーラポールとは
●相手の視線で表現し、臨場感空間を支配する、禁断の裏技
●デートで恋愛映画を観てはいけない理由
●話す内容を高めるトレーニング ~自分の世界観を徹底的に見つめ直す~
●あなたの話に「calling」はあるか?
<情動的話し方番外編・ケーススタディ>
●雑談で相手のゴールを引き出せ ~自動車営業の場合~
●上司のタイプと企業のゴールを見極めよ ~上司へのプレゼン~
●老夫婦の持つ三つのゴール ~不動産営業の場合~
●銀行マンのタイプを見抜け ~賢く資金調達~
●好きな相手の「眼中」に入ること ~彼氏彼女が欲しい場合~
■第三章 論理と情動を統合する ~究極の話し方編~
●より高い視点から「話し方」をコントロールする
●抽象度を上げるためのトレーニング方法
●自分の欲を抑え、情動をコントロールする