- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797365627
作品紹介・あらすじ
「わからないヤツだな!いいかげん、ご主人様の気持ちに気づけ!良太にはご奉仕の精神が足りない!」「えーい、むやみに俺を噛むな!それと首輪を引っぱるな!」高校生・朝霧良太が迷い込んだ街は日本から独立した吸血鬼の帝国!?そこで吸血鬼の少女・冬倉詩憐と出会った良太は、詩憐に噛まれてしまい、一生ご奉仕するはめに!?結局日本人のまま詩憐のミニオン(候補)として仕えることで許しを得たものの、帝国で唯一の日本人なため、今度は多くの血族の少女たちに狙われるようになってしまう!ご主人様な吸血鬼の少女と従僕な少年の、ボーイ・ミーツ・ヴァンパイア・ラブコメディ。
感想・レビュー・書評
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テンポよく読めた。設定的に北条恋歌の吸血版やね。
さすがにアレほど奇想天外な展開やないけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吸血鬼帝国で唯一の人間として過ごす少年と彼をかんで手下-ミニオン-にしようとする吸血鬼の少女の話。
軽い文体といかにもラノベ的という設定で気軽に読み進められる。主人公が呪いで人間の女性にモテ過ぎ実害を被っていたから、吸血鬼帝国では安心して暮らせる――と思いきや血を吸う対象としてやはりモテるというくだりが可笑しい。作者が好きなんだろうなという魅力的な女性キャラが次々出てくる点も読んでいて楽しいし、イラストもかわいい。展開が急なストーリーにやや難があると思うが、キャラクター小説と思えば十分面白い。 -
県立図書館の福井ゆかりの著者コーナーに置いてあったので、借りてみた。
福井駅の隣は森田駅だけど、偶然らしい。 -
9784797365627 283p 2011・8・31 初版2刷
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設定うまい!
主人公が普通の容姿なのに、おじいちゃんの呪いで超モテモテとかw
少女むけの吸血鬼はわりと苦手だけど、これは軽くていいなー -
森田季節の萌えツボだけ抽出したらこうなるのかなー、というのが最初の感想。
書きたい場面だけ書いて繋げた、みたいな印象はある物の、各キャラは立ってるし、立ってる分最後にストーリーに絡む見せ場が存在していたので、全体の構成としては綺麗にまとまっていたと思う。故に読んでいて楽しい。
ただ、各キャラが立っているとはいえ、「どこかで見たことある奴」ばかり感は否めないのでそこは残念。 -
口絵から割と優しめな男かと思ったけど、文章では勢いを感じてなぜかギャップが。まぁでもサクサク読めました。サブキャラも濃そうだし、そっちの方にスポット当たっても面白そうですね。王花とか環とか松子さん(笑)とか。
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主人公がモテる理由が祖父の呪いというのは面白い。で、その呪いが無効になる吸血鬼の国で『ラノベハーレムする』というのも。
吸血されるのが気持ちいいというのは吸血鬼モノでは割とよくある描写だけど、それぞれにその趣が違うというのがいい。色んな人に吸血されてみたいw
挿絵もいいし、四条さんや木村さんなど、いいキャラもいるので続刊期待です。