ミサイルの科学 現代戦に不可欠な誘導弾の秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797369656

作品紹介・あらすじ

【陸上自衛隊の武器補給処技術課研究班に勤務した、武器のスペシャリストが「ミサイル」の基本を1冊にまとめました!】

【この本の内容(一部)】
●核抑止力の主役~潜水艦発射弾道ミサイル
●ロシアのフロッグ-7はミサイルか?~地対地ミサイル
●射程100km以上の艦対艦ミサイルもある~艦対艦ミサイル
●空から撃てば射程も伸びる~空対艦ミサイル
●宇宙を制するものは戦場を制する~対衛星ミサイル
●発射位置と誘導位置が違ってもいい~レーザー誘導
●巡航ミサイルの基本的誘導方式とは?~地形照合誘導
●「事実上の弾道ミサイル」とは?
●充填した形状で燃焼状態が決まる~固体燃料ロケット
●トマホークのエンジンはターボファン~ジェットエンジン
●毒ガスというけれど、実は液体~化学弾頭
●発射の瞬間は探知できないが~偵察衛星でミサイル基地を探す
●大出力の巨大レーダーは冷却も大変~レーダーによるミサイル探知
●撃たせないことがいちばん~核抑止と相互確証破壊
●「高校生でもつくれる」というのは砲身式~砲身式と爆縮式

【この本の各章】
■第1章 ミサイルの分類
■第2章 誘導方式
■第3章 推進方式
■第4章 弾頭
■第5章 戦術ミサイルから生き残る
■第6章 弾道ミサイル防衛
■第7章 核弾頭
■第8章 核爆発から生き残る
■第9章 世界のミサイル

感想・レビュー・書評

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  • ウクライナ戦争が始まって、ロシアが毎日のようにミサイル攻撃している。
    ミサイルという兵器の名前は誰でも知っているが、その実態はあまり知られていない。
    この本では、ミサイルの分類、誘導方式、推進方式、弾頭、ミサイルからのサバイバル術、防御方法、核ミサイル等に分けて、それぞれ写真や図表を使って詳しく解説されており、大変勉強になった。 世界には、用途別に様々なミサイルがあって、それぞれの性能も千差万別。公表されているミサイルの大部分を網羅しているが、この本で紹介されていないミサイルもあると思う。 また、ウクライナ戦争では市販ドローンがミサイル的な使い方をしており、ミサイルの定義が難しくなっている。この戦争でミサイル攻撃の有効性が示されたので、航空機の製造能力が無い独裁国家は、増々ミサイルへの依存が強まりそう。
    この本で特に参考になったのは、ミサイルや核攻撃からの身の守り方。ミサイルの性能を知ることも必要だが、一般人にはミサイル攻撃からのサバイバル方法を知っておく方が重要だと思う。

  • 2016年の書籍で少し古めかしいものの大まかなトレンドは掴める。
    関係ないがシーベルトの定義をこの本で理解した。

  •  ざっくりとミサイルの仕組みや種類を知るには十分の内容。一応、相互確証破壊にも触れているものの、ミサイルそのものを主体としているため仕方のないところではあるが、戦略や戦術におけるミサイルの役割についてまではちゃんと触れていないので、その方面について知るためには別の本をあたった方が良い。とはいえ、相互確証破壊にも触れているのであれば、現在の核ミサイルの定義は米露間のものでしかないことや、威力が小さくても戦略ミサイルになり得ることにも触れておくべきだろう。そうすればもう少し息の長い本になれたのに。

  • 書き方が砕けすぎている箇所があったり、唐突に武器の名前が出てくるも、素人にはそれが何かわからないであろうという書き方とか、ミサイルじゃない話に逸れていったり、あんまり完成度は高くない。

  • 【株式会社NTTデータと一般財団法人リモート・センシング技術センターが共同サービス提供している全世界デジタル3D地形データ】

    <データ種類> <解像度>  <単価>
    DSM     5m     ¥200/km2~
    DSM     2m     ¥5,000/km2~
    DSM     1m     ¥6,000/km2~
    DSM     0.5m   ¥9,800/km2~

    DTM     5m     ¥1,600/km2~
    DTM     2m     ¥10,000/km2~
    DTM     1m     ¥11,000/km2~
    DTM     0.5m   ¥16,800/km2~


    (出所)全世界デジタル3D地形データ「AW3DⓇ」製品価格表(2016年5月版)、等。

    (注1)DSM=Digital Surface Model。数値表層モデル。地表面とその上にある地物表面の標高からなる三次元データ。建物や樹木等の高さを含む。

    (注2)DTM=Digital Terrain Model。数値地形モデル。地表面の標高からなる三次元データ。建物や樹木等の高さを含まない。

    (注3)日本の国土面積=約38万km2

  • ミサイルの紹介チラシみたいな本。つまらなかった。

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著者プロフィール

1950年生まれ。自衛隊霞ヶ浦航空学校卒業。北部方面隊勤務後、武器補給処技術課研究班勤務。2004年定年退官。世界各国の百種類以上の小火器を実際に射撃し、長年狩猟にも親しむ。おもな著書には『鉄砲撃って100!』『スナイパー入門』(光人社)、『最新兵器データで比べる 中国軍vs自衛隊』『自衛隊89式小銃』(並木書房)、『銃の科学』『狙撃の科学』(サイエンス・アイ新書)、『自衛隊 vs 中国軍』(宝島社新書)、監修としては『陸上自衛隊 戦車戦術マニュアル』(秀和システム)などがある。

「2023年 『幻の日本陸軍中戦車 チト+チヌ/チリ マニアックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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