- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797380927
作品紹介・あらすじ
「日本でいちばん心温まるホテル」と言われるホテルアソシア名古屋ターミナル。総支配人・柴田秋雄の方針はただ一つ、顧客満足よりも従業員満足、つまり「日本一幸せな従業員をつくる」ことだった。ホテルで本当にあった感動エピソードを元にした物語。
感想・レビュー・書評
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気持ちが温かくなるお話。
ちょっと荒んだ気持ちの今、
読めて良かったなぁって思いました。
状況を別の視点から見直す。
そんなキッカケになりそうな予感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「日本でいちばん心温まるホテル」と言われるホテルアソシア名古屋ターミナル。本書で紹介されているエピソードはすべてホテルで本当にあった話です。
総支配人である柴田秋雄氏の方針は、顧客満足よりも従業員満足、つまり「日本一幸せな従業員をつくる」こと。従業員を家族のように大切にしている様子がどの話からも伝わってきます。本当に大切なことは、学歴でもなく、常識でもなく、人を想う優しさだと気付かせてくれる心温まる一冊です。
京都外国語大学付属図書館所蔵情報
資料ID:613197 請求記号:689.8||Shi -
みやざき中央新聞で紹介されており手に取った本。
4年連続赤字だったホテルアソシア名古屋ターミナルが、
柴田秋雄氏により「従業員満足を高める」ことにより生まれ変わった話。ドキュメンタリー映画にもなっている。
耳の聞こえないウエイトレスの話、お客の大学受験票をなくしてしまった話、東海集中豪雨の時にホテルを開放して帰宅困難者をもてなした話などなど。
お客に食中毒が出た際、10人以下の場合は保健所に報告する必要はないのだが、従業員らと話し合いを設けた。
そして「お客様に誠実であること」の信念に沿って保健所へ報告した。さらに、多くのお客へおわびの手紙を送った。
普通、その後の営業を考えたら、だまっておくと思ったから、これは勇気ある決断だと思った。 -
帯文:”こんなホテルがあったなんて!” ”仕事が夢と希望であふれる4つの感動物語”
目次:はじめに、第1話 私にありがとう、第2話 涙味のスープ、第3話 夢のバトン、第4話 お客様からのおもてなし、おわりに -
聴覚障害者をホテルのラウンジカフェに配属するなど、独特の手法で従業員を大切にし、顧客からの多大な指示を集めている。このやり方にはとても日本的な良さがでていて、組織論としても経営戦略としても学ぶところが大きい。垣根を取り払う考え方、その人の良さを最大限発揮させること、つながりを大事にすることなど、他業態でも参考になるはず。