ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問 (SB新書)
- SBクリエイティブ (2015年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797382402
作品紹介・あらすじ
■読者イメージ
現代ニュース、国際ニュースについて、よりよく理解したいビジネスパーソン
年齢層:30代~40代
感想・レビュー・書評
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アメリカがオバマ大統領、ロシアがまだウクライナに攻め込んでいない2016年の本。
しかし、見事に今の事を予言していたし、世界の問題の裏をわかりやすく簡潔に解説していて、よく出来た本だと思った。現代の世界情勢を理解するには、うってつけの新書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニュースを理解するには、その上流部である背景が理解できていないといけない。過去を知ることは今を理解するための必要条件である。
物事の本質を追ったとても素晴らしい書籍でした。
2022年のウクライナ紛争の背景もこれを読み解けば、鮮明になってきます。
いろんな人にお薦めしたいですね。 -
いかに米国の内政に働いているパワーバランスを理解できてなかったかがわかった。
その他の国については既知情報が7割くらいあったので教科書や資料集に掲載されているくらいの深さなんだろうと推測する。よくまとまっている良書。茂木誠さんの本を一通り目を通して近現代および政治思想の骨組みにしようと思う。 -
世界史の難しさって、その複雑さによるものではないかと思う。
世界史が対象としているのは今のところ主にユーラシア大陸の歴史だと思う。そこでは多くの民族が地続きで存在していて、版図が頻繁にに変わっているから把握が難しい。
茂木先生は、知識をスッキリ腑分けして教えてくれるので分かりやすい。
昔読みやすさが売りの対談本を結構読んでいた。
ある本ではリベラル寄りの著者が「アメリカは常に仮想敵国を作らずにはいられない」みたいな発言をしていて、別の本では保守派の論客が「いやアメリカはモンロー主義を掲げている。そんなはずはない」と云っている。
この本を読み終えて、どちらも50点だなと思った。
実際は複数ある支持母体の動向で政策が揺れ動いているので、どちらも正解で不正解。
世界は昔よりも緊密に繋がっているので、この本で得た知見が投資判断の精度向上に役立つと思った。 -
2015年の書籍だが、いきなりウクライナ情勢の事が書かれており、著者の先見の目に驚いた。
自分がいかに世界情勢や、背景として宗教が関係しているかをこれまで理解していなかった事に、身につまされたが、より好奇心は湧く事になった。 -
帯裏
世界はどこへ向かうのか
歴史に学べばすべてわかる
裏表紙
国際宇情勢を読み解く鍵 -
2022年に読んでも勉強になる。
IS、イスラム教、スンナ派、シーア派などのよく知らない基礎知識も詳しく書いてあり、中東や中国、アメリカとの関係性がいかに絶妙なバランスかも伝わってくる。
カトリック(西)と東方正教会
経済的な発展のするしないは、宗教のおしえに根付いている -
世界各地の紛争には、それぞれの民族観、宗教観、過去の因縁など、根深い問題が山積していることがよく分かる。世界中で平和や友好的な関係を築いていくのは、なんと困難なことなのだろうと思った。内容的にシビアな事柄も、予備校講師という職業柄か、軽妙な語り口でぐいぐいと読ませてくれる。現在世界で起きている様々なことや、国際社会での日本の立ち位置を、表面的にではなく深く理解しなければという意欲にかられた。
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「ニュースのなぜ?は世界史に学べ」
世界史、少し苦手、、、
現在の世界情勢、現代社会もちょっと、、、
地球儀見ながら、読むことで「!!!」となりました。
受験時代に出会いたかった書籍です。
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中東を国単位で見ているのは実際中東以外。中東は宗派等で考えない限り、戦争は続く。