- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797389227
作品紹介・あらすじ
つぶれかけの出版社を救ったのは、女子高生の勇気とファイナンスだった!
人生&仕事に効く! 最強のビジネス小説、誕生!
「PLって言うのは何? ピュア・ラブのこと?
捧腹絶倒! 最後に泣ける!
亡き父の後を継ぎ、つぶれかけの出版社の社長に就任した、弱冠18歳のJK、海鈴。
3ヵ月後の返済が間に合わないと、大手出版社に買収される!?
目の前には、「自転車操業」「返品の山」「良書にこだわる古い編集者」…。
PLもBLもわからない彼女の前に現れたのは、なぞの猫カフェのオーナー。
「会計は過去を見る。ファイナンスは、未来を観る」
なぜか親切なオーナーのアドバイスに従い、猪突猛進の女子高生。
大好きだったお父さんの会社を、救うことができるのか。
読むだけで、これからの時代に必要な「ファイナンスの知識」が身につく。
出版社を舞台にした、ビジネス教養エンタテイメント、登場!
感想・レビュー・書評
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女子高生が社長になる小説で、表紙に猫がいるもんだから、『女子高生ちえの社長日記』を思い出したけど、この本の猫はしゃべらなかった(『女子高生ちえの社長日記』のほうも人間と会話できるわけではなかったっけ?)。
主人公が、パンケーキは知ってるけど、ホットケーキを知らないという設定なのだけど、今の女子高生ってホットケーキといわれてもよく分からないのだろうか。いまいち自分は何が違うのか分かってないのだけど。
『割引率』というのは聞いたことあるけど、『要求収益率』というのは初めて知った。まあとにかく、利率の割合は重要だということかな。
にしても、小説の中では注文書を全部手書きで作ったとなっているのに、実際に載っている注文書はどうみても、パソコンで作ったような注文書になっているという。せめて、手書き風フォントを使ってほしかった。
ちなみに、この本を知ったのは、椎木里佳がタイトルに怒っているツイートが話題になっていたから。確かに、椎木里佳の著書、『女子高生社長、経営を学ぶ。』にタイトルがよく似ているけど、多分たまたまだろうとは思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファイナンスの内容について、女子高生が小さな出版社の社長となって再建する話です。ストーリー仕立てでファイナンスの基礎がわかります。しっかりとした内容は別の本で勉強した方がよさそうです。ファイナンスの観点から会社経営を見ます。
手書きの注文書の作成で、書店から注文を取る。書店からの注文は支払いが早いのでキャッシュフローの改善になる。
ベストセラーを出すために、直木賞作家に書いてもらう
ロングセラーを狙える本を探す
プロジェクトを投資判断指標NPV、WACCで判断する
ホームページリニューアルによるウエブマガジンで作家に書いてもらう
マンガの企画を電子書籍だけで出版
印税を売り上げに応じて変える -
読み物としてはストーリー形式になっているので楽しく読むことができました。多少の紆余曲折はありながらも最後はハッピーエンド、気楽に読める点ではよい展開ですが、もう少し危機的な展開があっても面白かったかも。
ファイナンスの知識については終盤、会社の値段を計算するところで一気に話しが難しくなりまったくついていけなくなってしまいましたが、いままで何となくしか認識できてなかった会計と財務(ファイナンス)は別物、という点については理解できました。 -
東2法経図・開架 KW/2017//K