空を飛べるのはなぜか もっと高く、より遠くへ! 人と生き物たちの“飛ぶ"秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797393088

作品紹介・あらすじ

空を見上げると、そこには実に「不思議」な世界がある。

飛行機はどうして飛べるのか?
スイスイと空を渡っていく鳥との知られざる関係とは?

他にも空にはたくさんのものが飛んでいる。
草間で遊ぶ昆虫、宇宙を目指すロケット、タンポポの綿毛、近年話題のドローン……。
さまざまな「飛ぶもの」の仕組みや秘密に迫る1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 【内容】
    動植物(鳥・哺乳類・昆虫・植物・魚)
    おもちゃ(紙飛行機・凧・ペットボトルロケット・竹とんぼ・シャボン玉・風船)
    物を飛ばすスポーツ(フライングディスク・ブーメラン・野球・ゴルフ・ハンマー投げ・槍投げ)
    自分自身が空を飛ぶスポーツ(スカイダイビング・スキージャンプ・鳥人間コンテスト)
    乗り物(ヘリコプター・熱気球・ホバークラフト・リニア新幹線・ロケット)
    小型無人機(ドローン)
    …等、様々な事柄を取り上げて、飛ぶ物や飛ばす物、その飛行の仕組みを広く浅く考察している本。

    【感想】
     驚愕する事柄が次々出て来て、面白かったです。
     第1章『羽ばたきからの解放 鳥と飛行機』の「鳥に憧れ、飛ぶことを夢見た偉人たち」では、レオナルド・ダ・ビンチから二宮忠八まで鳥に憧れて空を飛ぶ仕組みについて研究した偉人が取り上げられています。
     レオナルド・ダ・ビンチによる、実際にヘリコプターが開発される400年以上前に描かれたらせんスクリュー型ヘリコプターのスケッチに、「よくあの時代にヘリコプターの原型みたいな物を思い付いたな」と感嘆しました。
     偉人達の「鳥のように空を飛びたい」という切実な空への憧れと情熱がこちらにまでヒシヒシと伝わりました。


  • タイトルに惹かれて購入しました。
    わかりやすさに定評のあるサイエンス・アイ新書はカラーで画像等も多く、本はサクッと読み終わりました。

    個人的にはバリバリの理系の為、少し物足りない感覚です。
    飛ぶという事象に対して様々な生き物・物の観点から分析しています。
    広く、浅くという感覚ですので中学生や興味半分で見ると楽しめます。

    本格的な数式等は出なかったり、飛行機の飛ぶ原理(ベルヌーイの定理)の説明はありますが、それ自体が何故起こっているのか正確には分からない等の専門的な点は言及されていません。(要は、麻酔が痛みを麻痺させるのは分かっているが、何故麻酔により人体にそういう効果が分からないのと同じですね、飛行機もベルヌーイの定理により風の流れと圧力差による揚力等で飛ぶが、そもそも翼の後ろで風が合流するメカニズム等は厳密には分かっていない)

  • コウモリの体の重さが5グラムとか、なかなか驚愕。
    飛ぶもの全般の種明かし
    同サイズにすると、ハチが圧倒的に速いとか知らんかった!
    あとヘリコプターのテイルローターの必要性もよく分かった。あれ無かったら、確かにクルクル回って飛ばんわなー

  • 飛行機からヘリコプター、虫や動物、ボール、ブーメラン、凧、リニアモーターカー、ホバークラフト、ドローン、ロケットなどなど、とにかく空を飛ぶ(宙に浮く)ものの仕組みを広く紹介する。様々なことを知ることが出来ておもしろいし、なにより、様々な空を飛ぶ物の紹介により、空への興味、憧れをかき立てられる。

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著者プロフィール

作家・航空ジャーナリスト。世界を旅しながらエアライン関係者にインタビューを続け、新聞雑誌やWeb媒体にレポートを発表している。『ANAとJAL こんな違いがあったのか』(小社刊)など著書多数。

「2019年 『日本のローカル航空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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