天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797397031

作品紹介・あらすじ

「さすが殿下! これが狙いとは!」
「どこまでもついて参ります!」
「殿下!」「殿下!」「殿下!」
『(一体どうしてこうなった!?)』
資源も人材も兵力もない弱小国家を背負うことになった若き王子ウェイン。
文武に秀で、臣下からの信頼も厚い彼にはひそかな願いがあった。
「国売ってトンズラしてえええ!」
そう、王子の本性は悠々自適の隠居生活を目論む売国奴だったのだ!
だが、大国に媚びを売ろうと外交すれば予期せず一方的に利益を手にし
隣国との戦争で程よく勝とうとすれば大勝利。名声は上がるが売国は遠のき、
臣民はイケイケ状態で退くに退けない!?
天才王子による予想外だらけの弱小国家運営譚、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!
    一気に読み終わった。
    帝国の皇帝が亡くなることで国との動乱が始まり、サクッと売国して隠居しようとしてる。
    しかし、強引に話を進めるとクーデターとかが起きてしまうので、自然と属国になるように話を仕向けるがそうは周りの環境がさせてくれない。
    そんなすれ違いながら、結局は上手く行くんだけれど思いとは違う方向に行ってしまうのが見てて面白い!

  • あー、これは中々小気味よくて面白かった。
    国家経営ものなのだけど、よくあるチートな手腕で成功に導くと言うよりは、いやもちろん王子の手腕はあるのだけど、いつも状況が思っていたのと違ってきて目論見が崩れて焦るところが面白いね。
    でもそれがまた結果的に良かったりすると言う、まあ、言ってみれば御都合主義な分けだけど、それも含めて、読んでいて楽しかった。
    一巻目と言うことでまだ隣国とのやり取りしか描かれてないけど、この先大陸全土を巻き込んだ覇道?が描かれるのかな。
    期待したい

  • 何も考えずに読める。
    2021/9/17

  • 相手の裏の裏を常にひっくり返してストーリーが続いていく。作者の頭の良さが分かる。上手く矛盾しないようにキャラとキャラの考えを描いているので、上手いなぁと思いながら読んだ。まだまだストーリーは続いているのでこのまま読み続けていこうと思う。
    二ニム可愛い。

  • 天才王子っていうか、まわりがおバカ過ぎる。

  • 国家運営物。

    大陸の東西を山脈が区切っていて、山脈を通過できる最北端の街道を抑える弱小国家が舞台。

    東を統べる帝国皇帝が倒れ、動乱の兆しが見え隠れする時代、自己評価が限りなく低い王太子兼摂政が主人公。

    東の帝国の外交官を手玉に取ったり、
    隣国からの侵攻を野戦にて、奇策を用いて撃退したり、
    逆侵攻して、敵国の有力鉱山を占拠して、防衛戦を指揮したりする話。

    機略縦横タイプの主人公の筈なのに、読み違えたり、他者の判断の見積もりを誤って窮地に陥ったりするけど、優秀な頭脳とご都合主義の強運で乗り切る感じかな?

    イラストが好みじゃないけど、ライトノベルの戦記物では面白い方だと思います。

    主人公最強系が苦手な方や、知将タイプの頭脳戦主人公がお好きな方にオススメです。

  • 帝国や王国が出る中世ファンタジー物?で分かりやすくて面白かった。モンスターはいないが。

    王子の主人公は弱小国の摂政。天才だがニート気質(表には出さないが)。政治的、軍事的難題に挑む。国家運営。

    無能な相手を容赦なく殺す。まあ、甘くない。

  • 話の中身はええねんけど、もうちょっとまともなタイトル無かったんやろか。

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著者プロフィール

第1回GA文庫大賞にて『オルキヌス 稲朽深弦の調停生活』で奨励賞を受賞しデビュー。
代表作:GA文庫『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~』『幻葬神話のドレッドノート』など

「2021年 『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ アニメ化記念限定小冊子付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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