天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)
- SBクリエイティブ (2018年5月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797397031
作品紹介・あらすじ
「さすが殿下! これが狙いとは!」
「どこまでもついて参ります!」
「殿下!」「殿下!」「殿下!」
『(一体どうしてこうなった!?)』
資源も人材も兵力もない弱小国家を背負うことになった若き王子ウェイン。
文武に秀で、臣下からの信頼も厚い彼にはひそかな願いがあった。
「国売ってトンズラしてえええ!」
そう、王子の本性は悠々自適の隠居生活を目論む売国奴だったのだ!
だが、大国に媚びを売ろうと外交すれば予期せず一方的に利益を手にし
隣国との戦争で程よく勝とうとすれば大勝利。名声は上がるが売国は遠のき、
臣民はイケイケ状態で退くに退けない!?
天才王子による予想外だらけの弱小国家運営譚、開幕!
感想・レビュー・書評
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面白かった!
一気に読み終わった。
帝国の皇帝が亡くなることで国との動乱が始まり、サクッと売国して隠居しようとしてる。
しかし、強引に話を進めるとクーデターとかが起きてしまうので、自然と属国になるように話を仕向けるがそうは周りの環境がさせてくれない。
そんなすれ違いながら、結局は上手く行くんだけれど思いとは違う方向に行ってしまうのが見てて面白い!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あー、これは中々小気味よくて面白かった。
国家経営ものなのだけど、よくあるチートな手腕で成功に導くと言うよりは、いやもちろん王子の手腕はあるのだけど、いつも状況が思っていたのと違ってきて目論見が崩れて焦るところが面白いね。
でもそれがまた結果的に良かったりすると言う、まあ、言ってみれば御都合主義な分けだけど、それも含めて、読んでいて楽しかった。
一巻目と言うことでまだ隣国とのやり取りしか描かれてないけど、この先大陸全土を巻き込んだ覇道?が描かれるのかな。
期待したい -
何も考えずに読める。
2021/9/17 -
相手の裏の裏を常にひっくり返してストーリーが続いていく。作者の頭の良さが分かる。上手く矛盾しないようにキャラとキャラの考えを描いているので、上手いなぁと思いながら読んだ。まだまだストーリーは続いているのでこのまま読み続けていこうと思う。
二ニム可愛い。 -
天才王子っていうか、まわりがおバカ過ぎる。
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帝国や王国が出る中世ファンタジー物?で分かりやすくて面白かった。モンスターはいないが。
王子の主人公は弱小国の摂政。天才だがニート気質(表には出さないが)。政治的、軍事的難題に挑む。国家運営。
無能な相手を容赦なく殺す。まあ、甘くない。 -
話の中身はええねんけど、もうちょっとまともなタイトル無かったんやろか。