女たちの殺意 (新風舎文庫 ま 115)

著者 :
  • 新風舎
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本棚登録 : 30
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797495287

感想・レビュー・書評

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  • 5編短編集。程よいブラックさで一気に読める。どのお話も面白かった。

  • 2時間ほどでさくっと読み終えてしまった。
    裏表紙の著者の写真はお金持ちな家庭の可愛い奥様という感じなのだが、中身はドロドロした女の殺意についての短編でそのギャップが良い。
    たまにミステリ物はプロットが入り組んでいて読み返す必要がある場合もあるが、この小説は内容自体はシンプルなのでどんどん読み進められる。良い意味で軽い。

  •  日常生活に潜む殺意。些細なことの積み重ね、ふとしたきっかけ、なんでも。

     『暖かい殺意』は読んでいてつらかった。働かない義姉、それを唯一の家族だからと放置する夫。夫がクソだなと←
     『木箱』『カルシウム』は気味悪さがそこかしこに。
     『どうしても』は……貶められたということが理解できたときのつらさ。

  • 2015.10.17 購入 (電子書籍)

    携帯小説を書いていた著者の出版デビュー作、第4回新風舎文庫大賞ミステリー部門賞。
    日常生活に潜む女性の殺意、面白かった!!
    著者が好きだという新津きよみさんの作品に更に毒をもった感じ。

    自宅に転がり込んできたルーズな義姉に悩まされる主婦の話「暖かい殺意」だけはありきたりな感じだが、他はとても面白かった。
    ・「茶箱」学生アパートに住むだらしない「わたし」といつも「わたしの面倒をみてくれる綺麗好きの「節子さん」との顛末は予想を超える面白さ。
    ・夫が失踪したという潔癖性の主婦の話「カルシウム」もタイトルから予想できそうで、二転三転。
    ・どうしても結婚したかった中年女性の話「どうしても」
    結末はどれも小気味好かった。

    暖かい殺意/茶箱―乾いた殺意/カルシウム―白い殺意/アレルギー―溢れ出る殺意/どうしても―振り向いた殺意
    (図書館)

  • 初めて読む著者の本だったので特別期待していなかったが、予想以上に好みだった。他にも読んでみたい。

  • (収録作品)暖かい殺意/茶箱――乾いた殺意/カルシウム――白い殺意/アレルギー――溢れ出る殺意/どうしても――振り向いた殺意

  • 未読

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著者プロフィール

松村比呂美福岡県生まれ。二〇〇五年、オール讀物推理小説新人賞最終候補作二作を含む『女たちの殺意』でデビュー。主な著書に『キリコはお金持ちになりたいの』『終わらせ人』『怨み忘れじ』『幸せのかたち』『黒いシャッフル』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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