- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797495584
作品紹介・あらすじ
「ちーちゃんこと歌島千草は僕の家のごくごく近所に住んでいる」-幽霊好きの幼馴染・ちーちゃんに振り回されながらも、「僕」の平穏な日常はいつまでも続くはずだった。続くと思っていた-あの瞬間までは。怪異事件を境に、ちーちゃんの生活は一八〇度転換し、押さえ込んでいた僕の生活の中の不穏まで堰を切って溢れ始める…。疑いもしなかった「変わるはずがない日常」が音を立てて崩れ落ちていくさま、それをただ見続けるしかない恐怖を描いた、新感覚のジュブナイル・ホラー。世紀末の退廃と新世紀の浮遊感を内包した新時代作家・日日日(あきら)、堂々デビュー。
感想・レビュー・書評
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おお…久々にストレートにひひひの恋愛小説読んだかも分からん…。
でもちゃんと血飛沫は上がってます、ひひひならではのオカルトい青春エンターテインメントや…。
ちーちゃんと「僕」は一体どうなってしまうのか…。
あと解説の久美沙織女史が辛口で笑う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと不気味なホラー。
作家が若いころの作品なだけあって読みやすく、自身も学生だったため引き込まれた作品。最後まで不思議さを残す感じがよかった。 -
売ろうかとも…。でもデビュー作だし、角川版出ないし。
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ライトノベルで内容としては軽いものなんだけど、読みやすいし書き方も結構好き。中高校生が小説読み始めの頃に読んだら、本って面白いって思ってくれそう。
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ブックオフで百五円で購入。
以前、そうですね、わたしが高校生くらいのときに読んだ記憶があって見てみたら二千五年出版だからそうだわたしが中学高校生のときであっていた。
表紙が懐かしくて手にとりました。
内容はもうまったく忘れてしまっていて読み進めてみたらざくざくとした文章量にでもそこまでつらくなるほど詰め込まれているわけでもなくさらさら読むことができました。
ちーちゃんは絶対で、信じなきゃいけない存在だったんだよね。
幼子たちはみななにかに縋るものだからね。 -
「ちーちゃんこと歌島千草は僕の家のごくごく近所に住んでいる」―幽霊好きの幼馴染・ちーちゃんに振り回されながらも、「僕」の平穏な日常はいつまでも続くはずだった。続くと思っていた―あの瞬間までは。怪異事件を境に、ちーちゃんの生活は一八〇度転換し、押さえ込んでいた僕の生活の中の不穏まで堰を切って溢れ始める……。疑いもしなかった「変わるはずがない日常」が音を立てて崩れ落ちていくさま、それをただ見続けるしかない恐怖を描いた、新感覚のジュブナイル・ホラー。世紀末の退廃と新世紀の浮遊感を内包した新時代作家・日日日(あきら)、堂々デビュー。
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日日日の数あるデビュー作の一つ。
他のデビュー作は『私の優しくない先輩』『狂乱家族日記』『アンダカの改造学』『蟲と眼球』。後ろ二つのシリーズは未読。
なかなかの速筆らしいので、高校生の時点で文学賞五冠とか出来てしまうらしい。これはこれで、羨ましいを通り越して恐ろしい。 -
平凡な日常と、非日常の境界なんて曖昧で。
ちーちゃんは幻想の世界に倒錯するあまりに、こちら側とあちら側が重なって、現実を知ったとしてももう戻れなくて。
魅入られたまま堕ちるしかなかった。
どこまでが本当だったんだろうね。
最後の桜の木の下のアレは、ボロボロに傷つき果てた彼が見た幻だったのかもしれないとも思う。
幽霊なんか信じない彼にも耐えられない程、そこにあった日常は壊れてしまったのだから。 -
ちょっとホラーのライトノベル。
あとがきにも書いてあったが、乙一に似てる感じがする。
同じジャンルの小説ととらえるなら、私は乙一の方が好きかな。
この小説の作者の方が若さが出てる気がするから。
ただコレがデビュー作だそうなのでもうちょっと別のも読んでみたい気は十分に起きた。最近の若い作家さんはすごいですねぇ。 -
ちょっとホラーのライトノベル。
あとがきにも書いてあったが、乙一に似てる感じがする。
同じジャンルの小説ととらえるなら、私は乙一の方が好きかな。
この小説の作者の方が若さが出てる気がするから。
ただコレがデビュー作だそうなのでもうちょっと別のも読んでみたい気は十分に起きた。最近の若い作家さんはすごいですねぇ。