- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797673210
作品紹介・あらすじ
フランス人美術史家が10年かけて日本を旅し、選りすぐった“本当に訪ねる価値がある"美術館。日本人では気付かない視点から日本美術の魅力を再発見できるガイドブック。朽木ゆり子さんもその眼力に脱帽!
感想・レビュー・書評
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NDC706.9
「日本美術をこよなく愛するフランス人の美術史家、ソフィー・リチャードが選んだ「本当に訪ねる価値のある」美術館のガイドブック。10年かけて日本各地の美術館を訪ね歩き、綿密に取材を重ねた英語版は秀逸なガイドとして高く評価された。専門知識に裏打ちされたわかりやすい解説、旅行者のための実用情報はそのままに、日本の読者のために独自の編集を加えた美術ファン待望の書。」
目次
東京(文化学園服飾博物館;江戸東京博物館 ほか)
東京周辺(江戸東京たてもの園;DIC川村記念美術館 ほか)
京都・京都周辺(河井寛次郎記念館;清水三年坂美術館 ほか)
西日本(ベネッセアートサイト直島;大原美術館 ほか)
東日本(金沢21世紀美術館;中村キース・ヘリング美術館 ほか)
著者等紹介
リチャード,ソフィー[リチャード,ソフィー] [Richard,Sophie]
美術史家。フランス・プロヴァンス生まれ。エコール・ド・ルーブルを経て、パリ大学ソルボンヌ校で美術史を学び、修士号を取得。パリ、ニューヨークの名門ギャラリーで働いたあとロンドンに移り、フリーランスの美術史家、アート・ディーラー、翻訳者(仏語・英語)としてギャラリーや美術館の展覧会をはじめ、さまざまな企画に関わる。また何度も来日し、日本美術の魅力を欧米諸国へ発信。その活動が日本でも評価され、2015年度文化庁長官表彰文化発信部門を受賞詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【おすすめポイント】フランス人の美術史家ソフィーさんがめぐった素敵な美術館を収録したガイドブックです。日本美術から西洋美術、現代美術、彫刻、工芸、建物まで、日本全国のバラエティに富んだ美術館が、愛にあふれた紹介文で紹介されています。
景色も建物も素敵な美術館ばかりなので、ぜひお気に入りを見つけて行ってみてください。
【請求記号】ブラウジングコーナー
【配置場所】ブラウジングコーナー
【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28012809 -
先日見たTVで、重森美玲庭園が紹介されていました。
名前に聞き覚えがあり、久しぶりにページをめくってみました。
ソフィーさんの豊かな感性で「美玲の世界」が紹介されており、行ってみたい美術館がまた一つ増えました。
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(恐らく)幼い頃から日常的に洗練された美を目にしてきたから、きっと日本の美術館に関しても良い目利きぶりを発揮しているのだろう。そんな期待も込めて、厳選された各館に想いを巡らせた。
著者は穏やかな方で、日本美術への多大なるリスペクトも方々から伝わってくる。日本人読者向けと思っていたが、日本に関心のある外国人にも手に取ってもらえるよう日本の美術館や美術、休館日に至るまでの丁寧な解説ページも設けられている。(元々は英語版が先に刊行されていた)
(海外では珍しい)期間限定の展示スタイルを季節ごとに変える床の間の掛け軸になぞらえたのには痺れたし、現代アートの解説も今までで一番納得のいくもので正直驚いている。
自分の中で日本一大好きな「えどはく」や思い出深い「21美」を取り上げてくれているだけで嬉しいしやっぱりテンションが上がる笑 他にお気に入りを見つけられるのも、やっぱり嬉しい。
弥生・竹久夢二美術館(東京都):
高畠華宵も夢二もお気に入りのイラストレーター!って豪語する割には行ったことがなかった。夢二が豪華客船のメニューまでデザインしていたとは…今や世界中からの来場者も増えているらしいから、負けていられない!笑
クレマチスの丘(静岡県):
ここは初耳。まず目に飛び込むのは広大な自然。アートと景色が渾然一体となり、半日も歩けば心が豊かになっていそう。Photo Museumも気になるけど自然と相性の良い(⁉︎)彫刻は外しちゃいけない気がする。
樂美術館(京都府):
心なしか、他とは違う高雅な空気に満ちていた。茶道の茶碗コレクションだが、ろくろを使わない手法というのが一番目を引いた。恥ずかしながら茶器には一切心得がないけれど汗、手捏ねで製作する分どれもオリジナリティーが出ていてお茶を飲む前から既に味わい深い…(何じゃそりゃ)
那珂川町馬頭広重美術館(栃木県):
やっぱり建物って大事!設計は隈研吾。歌川広重特有の長い雨を細い杉材で表現したとか、建物を見に行くだけでも価値があると断言できる。(無論広重作品や企画展も)
建築でこういう楽しみ方もできるのか。
多過ぎず、少な過ぎず。館のチョイスに著者のセンスが光っていた。どんなに魅力的な場所があってもずっと封じ込めてきたが、そろそろ限界…
「死ぬまででも良いから全部行きたい!」 -
日本の美術館巡りに最適!
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テレビ番組で知って買いました。
うん?ここが?そーなんだ!日本人の目線と違う彼女の感性も素敵です。
旅先では、何故か?神社仏閣巡りをしたくなるけど、美術館も忘れずに予定に入れて。
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日本の美術館はここ30年急増、恒久ではなく年間を通じた展示替え、特別展、文化の発信地、斬新なデザインの建物、ライティングにも配慮。すばらしい美術館がたくさんあるのに、案内が少なく、英語の情報入手も困難。
観光資源としての美術館。知らなかったところも沢山。行ってみたいです。 -
【静大OPACへのリンクはこちら】
https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BB21201599 -
日曜日の朝、BSで必ず見てる番組。
ガチャガチャした平日のワイドショーより、こういう落ち着いた番組を朝は見たい。
日本には沢山美術館があるし、それをフランス人の方がお勧めするって面白い。
行った事ある所、行きたい所、いろいろ。
最近美術館行けてないな・・・ -
紀行・教養・ドキュメンタリー 「フランス人がときめいた日本の美術館」セレクト | BS11(イレブン)|全番組が無料放送
https://www.bs11.jp/education/japanese-museums/
Sophie Richard
https://www.sophierichard.co.uk/
フランス人がときめいた日本の美術館 | 集英社インターナショナル 公式サイト
https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%81%E3%81%84%E3%81%9F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8