「腸内細菌」が健康寿命を決める (インターナショナル新書)

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797680683

作品紹介・あらすじ

2万人のウンチを調べてわかったこととは?

腸内細菌の研究ではウンチの分析が欠かせません。およそ半世紀にわたってウンチと格闘し続けてきた著者の研究人生は、まさにウンチと一心同体!?
本書では研究秘話とともに、腸内細菌と健康・美容に関する最新知識をご紹介。腸内細菌がいかに健康と深く関わっているのか、理想のウンチの作り方から研究の最前線まで、楽しみながら健康知識を高められるオモシロウンチエッセイ!


【内容の詳細】
腸内環境と健康や美容との密接な関係が知られるようになった昨今、腸内環境を司るのは腸内に棲む細菌であることも広く認知されています。
しかも「第二の脳」と呼ばれ、考える臓器としての役割も徐々に明らかになりつつあるなど、その重要度は増すばかり。そんな腸と腸内細菌を半世紀にわたり研究し続けてきたのが著者の辨野義己先生です。

腸内細菌研究の現場では、排泄物=ウンチの分析が欠かせません。著者の半生は、ウンチとの格闘の歴史そのもの!
いかにしてウンチを入手するか、がん患者のウンチを飲んでしまった、自らの肉体を使った人体実験、メロンの香りのするウンチ……。その研究の裏側にはエピソードがつきません。

本書では、腸内細菌のチカラを知り尽くす著者が、その爆笑研究秘話とともに、腸内細菌に関する最新の情報をわかりやすく解説。理想のウンチの作り方や、ダイエットと腸内細菌の関係、新型コロナウイルスへの腸内細菌的な対抗手段など、実用的な事例の他、約2万人分のウンチを分析して初めてわかった最新の研究結果は必見。また、腸内細菌研究における歴史と最前線、腸内細菌の未来まで縦横無尽に語りつくす数珠のウンチエッセイです。


【トピックス】
・培養法 vs. 遺伝子解析
・腸こそ「第一の」脳だった!
・新型コロナウイルスに対抗する腸能力
・腸内細菌で10kgダイエット
・善玉菌、悪玉菌と「長寿菌」
・理想的なウンチの作り方
・乳酸菌を食べても定着しない!?



【目 次】
はじめに
第一章 腸内細菌研究との出会い
第二章 二一世紀は腸の時代
第三章 長寿菌と生活習慣
第四章 腸内細菌研究の最前線
第五章 新型コロナに腸能力で対抗する
おわりに


【著者略歴】
辨野義己(べんの よしみ)理化学研究所弁科技ハブ本部辨野特別研究室・特別招聘研究員。1948年、大阪生まれ。酪農学園大学酪農学部獣医学科卒業。東京農工大学大学院獣医学専攻を経て理化学研究所へ。1982年東京大学農学博士授与。およそ半世紀にわたって腸内細菌の生態と分類を研究し続けている。著書に『大便通』(幻冬舎)『100歳まで元気な人は何を食べているか?」(三笠書房)など多数。

感想・レビュー・書評

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  • 健康で長生きが多い地域に共通しているのが、その地域で採れた野菜や海藻をたくさん食べてること(食物繊維豊富)。その為の畑仕事をよくすること(よい運動になる)。そして、意外だったのが動物性タンパク質をそれほど取っていないということだった。

    これは、昔から日本人がずっと続けていた食生活なのかなと思いました。明治以前は牛、豚、鳥も食べる習慣がなかったのかな。
    今の日本人は小麦や肉を食べ過ぎですね。

  • この方の取り入れられている朝のスペシャルドリンクを取り入れようと思った。
    いかにも体に良さそう!朝に良さそう!
    そしてやはり野菜を食べることは健康に直結するなど改めて思いました。

  • エッセイ

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000052130

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著者プロフィール

辨野義己(べんの・よしみ)
一般財団法人「辨野腸内フローラ研究所」理事長、国立研究開発法人理化学研究所名誉研究員、十文字学園女子大学客員教授、日本微生物資源学会名誉会員。
1948年、大阪府生まれ。酪農学園大学獣医学部卒業。東京農工大学大学院獣医学専攻科を経て、理化学研究所に入所。2009年、同所バイオリソースセンター微生物材料開発室室長を経て同所科技ハブ産連本部辨野特別研究室特別招聘研究員。2021年3月末退職後、現在に至る。1982年、東京大学農学博士学位授与。半世紀にわたって腸内細菌の分類と生態に関する研究を続けている。主な著書に『ウイルスに負けない!腸を元気にする新常識』(宝島社)、『健康寿命は腸内細菌が決める』(集英社インターナショナル新書)、『長寿菌まで育てる最高の腸活』(宝島社)など多数。

「2022年 『最高の睡眠は腸活で手に入る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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