- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798011295
作品紹介・あらすじ
本書ではIP電話を使うことと、Asteriskを使うことによって可能となる様々な電話システムについて紹介しています。
感想・レビュー・書評
-
この本では最初にそもそも電話とは何かを、糸電話を例題にして説明してくれています。そして順を追ってインストール手順、設定方法、IP電話関連機器について説明は続きます。日本語で読めるAsteriskの説明ではこれ以上無いくらいわかりやすいです。
2014年3月現在では、次のものは自分で調べて読み替えないといけません。
・Linuxのディストリビューション
・Asteriskのバージョン
(今からやるならAsterisk 11系がおすすめ)
・DAHDI
(Zaptelは1.4系で終了、以降はDAHDIを使用している)
設定ファイルについては、現在でも基本はほぼ同じ設定方法でOKなので勉強になります。古い本ですが、Asteriskを使い始めたい方には、まず最初に読んで欲しい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
AsteriskというオープンソースのIP-PBXソフトウェアを使って、お手軽にIP電話システムを作るという取り組みが解説されている。お手軽と言っても、Linuxの基本的な管理方法を知っていること、PBXにするためのPCが一台くらい余っているという条件がつく。しかし従来のPBXのイメージから考えれば随分とお手軽であることは確かで、LinuxがインストールされたPC、電話回線接続用のインターフェイスボード、SIP対応のIP電話機があれば、家庭でもPBXを構築することができる。実際、この本と出会うまでは、PBXが家庭でも構築できるようなものである(になっている)と言うことは、全く知らなかった。
この本を手に取ったのは、IP電話システムで何ができるのかという事を具体的に(実際の運用に即した内容で)知りたいと言うことだったのだが、内線の設定、自動応答、ボイスメール、FAXなどの運用イメージを知ることができた。もちろんこの本で解説されているのはAsteriskでの運用に特化したものだが、どんなシステムでも基本は同じだろう。残念ながら、Asterisk以外のPBXの解説書を一般の書店で見たことが無いので、検証はできないが会社で内線電話を利用する限りでは、この本で解説されている機能で、基本的なものは網羅されているように思う。 -
Amazonで自分が書いた本のページを見ると、『あわせて買いたい』や『この商品を買った人はこんな商品も買っています』の一番上に出てくるので買って読んでみました。
前から気になっていましたが、一時流行りになっているAsteriskの数少ない解説本。自分で、インストールしたりするわけではないので、相対的な役立ち度は少ないのかもしれないが、何ができるのかということが一通りわかるようになっていて参考にはなる。回線接続用のボードでJATEを通っているものがないとかいう情報も、なるほど (アナログは別にして日本のINS回線 (ピンポン方式)はグローバル標準のものとは違いますしね)。
Linuxが使える人はこの本に書かれているように簡単にできるものなんでしょうか。IP電話はそれなりに広まっているので、流行る可能性はあるのかと思いますが、一般のユーザはLinuxを自分でインストールしようとは思わないんでしょうね。