オープンソース徹底活用CakePHP1.3によるWebアプリケーション開発
- 秀和システム (2010年6月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798026640
作品紹介・あらすじ
わずらわしい設定ファイルから解放された高機能フレームワークCakePHP-簡単なインストールとライブラリ非依存で学習も容易。MVCの基本を身につけるうえで最適の入門環境。本書はバージョン1.2からの変更(定数やメソッドの廃止、Jsヘルパーの登場など多数)に対応している。
感想・レビュー・書評
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PHPのフレームワークCakePHPについて書かれた本。
以前読んだPHPの本でコードイグナイターの事が書かれていた。その中でCakePHPは多くの機能がある反面、記述の規則が非常に厳密になっており、肥大化する傾向にあると書かれていた。肥大化する傾向にあるので動作も重くなると書いてあった。
動作速度まで試していないが、非常に記述が厳密であることと、機能が多いというのはうなずけた。
時間の関係でじっくり読むことができなかったが、機能全般についてのざっくりした概要は把握できたと思う。CakePHPでシステムを作成すれば記述が楽になると思うし、ライブラリに依存しないシステムが構築できると思う。その代わり学習の時間と労力を多く必要とするように思えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
公式サイトで公開されてるドキュメントを読んだほうが良い。
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「フレームワークとは?」「MVCとは?」を勉強したくて、読みました。
シンプルなサンプルコードで全体的に分かりやすいです。
今までフレームワークを使ったことがなかったので、便利なものだらけでワクワクしながら読み終えることができました。
さっそくCakePHPを使ってみる予定。 -
cakephpの本はまだまだ少ないのが現状であるが
フレームワークcakephpを始める上では、
とりあえずまず始めに読むことをオススメします。
まんべんなくまとめてあって、
自分も初心者ですが、
なんとか理解することができました。
とても良い本だと思います。 -
とにかく誤字や、説明不足が多いです。
まず、プログラムと説明文が正しくリンクしていない事は多数。
更に、それまで「○○の△△コントローラを直して下さい」って書いてあったのに、突然、「コントローラを直して下さい」って言う記述だけになり、どこを直せばよいか、先を読んで類推する事も多数。
ですが、通して読めば、なんとなくCakePHPは大筋わかる様になるし、取り上げ方もうまいと思いました。
それだけに、誤字等が。。。★1つを減らした理由はそこです。 -
CakePHPの基本的な使い方について平易に解説している.PHPの知識がほとんどなく,いきなりトライする人でも問題なく読める.
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「app」:主にこの中身を編集
「cake」:不可侵領域
・サーバ設定への追記
<Directory "C:\xampp\htdocs\cake">
Allow from all
</Directory>
【開発のルール】
・MVCは「app」内のフォルダに保管する
→HTMLなどは「webbroot」に保管
・各ファイルは「アンダースコア記法」が基本
・クラスは「キャメル記法」が基本
【送信情報を管理するparams配列】
・「paramsで値を取り出し,setでビューに渡す」がフォーム送信の基本
・送信テキストのサニタイジング:Sanitizeライブラリの利用
【モデル】
・モデルの作成:「各テーブルごとに専用モデルを用意する」という形で作成する
・scaffoldによる高速開発
・リダイレクト:ヘッダーを送信して行う関係上,それ以前にページに何らかの出力を行うと上手く機能しない
※「output_buffering=Off」になっているとリダイレクト処理でエラーが発生する怖れアリ.
・first、list、countの違い:「all以外のものでは、得られる値の構造が違う」
点に注意
first:allで得られる配列の1要素分だけが得られる
list:条件に合致するレコードの一覧を得るためのもの
count:条件に合致するレコード数を得るためのもの
■モデル・クラスの拡張
・コールバック・メソッド:各種の操作時に自動的に呼び出されるもの
・CakePHP1.3ではバリテーション用の定数「VALID_NOT_EMPTY」が削除されているので使わないように注意
■複数テーブルの連携:モデル・コントローラ