イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え

著者 :
  • 秀和システム
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798045344

作品紹介・あらすじ

叱っても叱っても、言うことを聞かない。うちの子はどうしてこうなの!とイライラしているお母さん。叱るよりもずっと効き目のある方法があります。それが、自分からやる子を育てるアドラーのメソッドです。

感想・レビュー・書評

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  • アドラー心理学は、本人の本を少し読んだが、本書はわかりやすくまとめ、育児と結び付けている。
    著者自身の子育てについてもなかなか赤裸々に書かれており、共感しながら読めた。
    怒りは二次感情であるとか、ほめるのと叱るのはコントロールしようとしている点で同じとか、私には受け入れやすく子育ての手がかりになりそう。
    ただ、わかりやすいけれども、これはアドラー心理学なんだろうか…?それを誰かが解釈して更にそれを誰かが解釈して…となっている部分もあるんじゃ…?
    特に後半はアドラー関係なくよく聞くようなものが続いたので、著者が自分の考えに引き寄せすぎていないか、ちょっと疑問。
    それはそれで、著者の考えをいいと思えればいいのかもだけど。
    あと、課題の分離とか、わかってるんですよ…わかってても出来ない時は出来ないんですよ…とうなだれた…そこはもちろん、本書じゃなくて私の問題なんだけど…。

  • アドラーの心理学の、子育てに関する考え方を、わかりやすく噛み砕いて書かれている本。
    筆者の経験を元に書かれており、「あー、わかるわかる、うちもそうだった」などと共感しやすく、かつ、ああしましょう、こうしましょうといった育児本に良くある育て方指南書ではなく、ちょっとした工夫で子供との関係が円滑になるヒントや、怒り感情のコントロールの仕方など、育児だけでなくその後にも活かせる心が楽になる方法が書かれています。
    そのせいか、読んで却って追い詰められるということはないのでは。

  • 子供へイライラをぶつけてしまうことに悩んでいたので読んでみた。
    よくあるイライラを鎮めるテクニックを実践するのは難しいけれど(テクニックを試す前に爆発してしまうので)、この本に書かれているのは、子供自身に対してや子供が取る行動についての考え方を見直すことに重点を置いて、そもそも腹が立つことが少なくなるように導いてくれる。
    考え方を改めてみてからは子供に大声で怒っていないので、今のところかなりの効果を感じている。

  • 息子が2歳になってすぐの頃、毎日イライラして息子に大きい声で威圧的に怒りをぶつけてしまう自分が嫌で嫌ですがるように読みました。著者はお子様がもっと大きくなってから大事なことに気づき、この本を書かれたそうで、私もこの本を読んでいなければ同じように息子がある程度大きくなるまでイライラをぶつけ続けて激しく後悔していたと思う。イライラの原因は子どもの行動ではなく自分の余裕のなさから来ているんだと気づけて少し冷静に自分のイライラと向き合えるようになった。そして生活を見直して時間に余裕を持つようになった。こんなことわかっている人は最初から分かっていると思うけど、私は全く気づけていなくて、あのタイミングでこの本を読んで本当によかった。

  • 子供とのやり取りの中、状況応じてのhow toや怒りに対するメカニズムを知ることができます。そのため、どう子供にアプローチしたら良いか、怒りのときはどういう思考になっているかが分かることから、根本的な怒りが湧きにくくなります。

  • 子育てに迷ったら何度でも読み返したい

  • 大変ためになった。

  • 自分の状況ややるべきことを客観的に考えるために定期的にこういう本を読まねばならないと思う。わかっていてもできない望ましい行動には凹むばかりだけど、対処法を少しずつでも身に付けることは社会を生きやすくすることだと思う。穏やかな人間になりたい。怒りは何から生まれてくるのか。案外原因が自分にあることもあるので、もともと取り除ける原因は取り除いていく。最近聞いた大事にしたい言葉、「幸せだから笑うのではない。笑ってるから幸せなのだ」笑顔でいられるといいね!

    メモ
    怒りの目的→支配、主導権争いで優位に立つこと、権利擁護、正義感の発揮。お子さんにイライラしているとき、怒りの目的が何なのかを把握することは、感情をコントロールできるようになる近道。怒りの感情の根底には、焦り、心配、不安、寂しさ、悲しみ、落胆などの感情が潜んでいる。勇気づけは、共感、尊敬、信頼。感謝を伝える、ヨイ出し、聞き役に徹する、進歩成長を認める、失敗を許容する。

  • 二人の息子さんをもつ著者が子育てや夫婦関係に悩み別居に至った後に出会ったアドラー心理学。

    それらの技法を駆使して家族に接するようになると、紆余曲折ありながらも家族関係が円満にいくようになったと。

    中でも気になったところをまとめる。


    ●感情に対する考え方
    ・感情は特定の人に目的をもって使われる
    ・感情はコントロールできる
    ・感情は自分のパートナー

    ●怒りの目的
    ・支配
    ・主導権争いで優位に立つこと
    ・権利擁護
    ・正義感の発揮

    ●怒りは二次感情
    「一次感情」焦り、心配、不安、寂しさ、悲しみ、落胆
    怒りは「二次感情」
    →怒りはパワフルでエネルギッシュ、相手に与えるインパクトも大きいから、一次感情で伝わらない時に怒りを使う

    ●感情のコントロール
    ・イラッとしたら一次感情を探す
    ・一次感情を「私」メッセージで伝える

    褒めるには副作用がある→外発的動機付け
    ・褒める人と褒められる人の間には、上下関係が発生する

    勇気づけは内発的動機付けに関わる
    ・勇気づけの基本は「共感」「尊敬」「信頼」

    「共感」
    ・自分の話したい誘惑を克服する
    ・相手の見方・考え方に関心を持って話を聴く
    「尊敬」
    すべての人を対等に大切にしたいと思う気持ち
    「信頼」
    相手がどんな行動をとっていても、丸ごと無条件で信じる心

    ●子どもを勇気づける5つのポイント
    ・感謝の気持ちを伝える
    ・ヨイだしをする
    ・聞き役に徹する
    ・相手の進捗・成長を認める
    ・失敗を許容する

    ・原因より目的に注目する
    「なんで〜したの?」ではなく
    「なんのために〜したの?」
    責められてると感じさせないために

    子どもの前に、まずセルフトークで自分を勇気づけよう

    「共同体感覚」を高める→つながりの感覚
    ・居場所があると思える「所属感」
    ・大切な仲間だと思える「信頼感」
    ・共同体にとって役に立つ存在だと考える「貢献感」

  • 聞いたことはあったアドラー式。
    読んでみてすごく面白かった!手がかかるようになってきて悩んでいたので、参考になった。
    小学生になった頃、また読みたい。

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