図解入門 最新空母がよ~くわかる本 (How-nual図解入門Visual Guide Book)

著者 :
  • 秀和システム
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798058627

作品紹介・あらすじ

航空母艦におけるフライト・オペレーションを支えているのは何だろう。もちろん主役は搭載機だが、それを飛ばして、戦わせるためには、さまざまな人や組織やメカニズムが働いている。

その「航空母艦を支える人や組織やメカニズム」に焦点を当ててみたのが本書だ。
もちろん、フライト・オペレーションを眺めているだけでも十分にしびれるのだが、それを支えている仕組みを知れば、さらに航空母艦というウェポン・システムに対する理解が深まるのではないだろうか。

といっても、「単なる初心者向けの解説書」に留めないのは筆者のポリシー。ところどころに、ちょっと(?)マニアックな知識をちりばめてみた。本書をきっかけにして、航空母艦という「現代シーパワーの女王」に関する理解を深めていただければ幸いだ。

(本書「はじめに」から)

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。軍事の勉強してないと短絡的なるから注意

  • 映画、ドラマ、書籍のレファレンスにどうぞ、な感じ。一般書としては、これで足りるかと。

    P21 フォレスタル級、P298にも火災で記述あり。
    P27 P10にまとめろ、と思ったけど、そういう構成みたい。
    P47 艦載機はだいたい練度も高いので、相手にとってはそれだけ脅威。
    P91 アングルドデッキの向きは、レシプロ時代が左旋回で進入するから、その流れかと。
    P155 レシプロだと3点着陸で、落っことす感じらしいです。
    P173 蒸気カタパルトの撮影、最近はゆるくなった?蓋をした状態じゃないと、近接撮影できないと聞いたような。
    P188 エヴィエイター、P217に記述あり。でも、P262にパイロットとありますが、広報用ですかね?
    P254 一部、US Army とありますが、Navyですよね?
    P256 機体と乗員の関係。空軍はランダムだけど、海軍は固定ってどこかで。なので、海軍機には名前(コールサイン)が入ってましたが、現在は違うの?
    P272 発艦したら、すぐに右旋回ってどこかで。でも、やってない映像もあるので、なんとも。理由は、空母の前に墜落して、轢かれないようにとのこと。
    P277 着艦には重量制限があって、発艦したままの状態で着艦できるとは限らない。場合によっては、爆弾とかの兵装、燃料を投棄する必要が。
    P279 着艦誘導灯として、第二次大戦で日本がやってました。

  • 航空母艦の解説本。タイトルは軽い感じだが、中身は真面目。
    空母の歴史、技術から運用まで、基本的なところを判りやすく解説している。この本の内容を抑えておけば、メディアが伝える空母に関する情報は大体理解できると思う。
    昨今、自衛隊が初の航空母艦を運用するという話がメディアで話題になっている。一般人には、平面の甲板を持ち航空母艦の形に変えて戦闘機を載せれば、空母が出来ると簡単に思われているけれど、米軍の本格的な航空母艦を知ると、それほど簡単なものではないことがよく判る。
    現在の空母は、非常に複雑なオペレーションのため、高度な知識、経験が必要で飛行機1機を飛ばすにしても、大変なノウハウが必要になる。
    その艦をどのように使うのか、戦略や運用方法、技術レベルの向上はもちろん兵員の教育も必要になる。武器は、それを使う人達がいて初めて効力を発揮する。
    この本では基本知識の紹介のみだが(多少マニアックな情報もあるが)、実際のオペレーションはおそらく何倍も複雑で難しいと思う。
    軍事関係に興味がある素人向けに空母の全てを理解できるように書かれており、写真やイラストを使って判りやすく解説してあって入門書として最適な本だと思う。

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著者プロフィール

1999年春にマイクロソフト株式会社(当時)を退職して独立。当初はIT分野で、現在は航空・軍事・鉄道といった分野で著述活動を展開中。
『丸』『航空ファン』『JWings』『JShips』『新幹線EX』『軍事研究』『世界の艦船』などに寄稿しており、特にメカニズム解説や、センサー・指揮管制・情報通信などのシステム分野を得意とする。
著書に、本シリーズの『図解入門 最新 ミサイルがよ~くわかる本』のほか、『戦うコンピュータ(V)3』『現代ミリタリー・ロジスティクス入門』『現代ミリタリー・インテリジェンス入門』(いずれも潮書房光人社)などがある。
鉄道関連では『配線略図で広がる鉄の世界』(秀和システム)で、2010年3月に第35回交通図書賞一般部門・奨励賞を受賞。

「2019年 『図解入門 最新 空母がよ~くわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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