図解入門 最新空母がよ~くわかる本 (How-nual図解入門Visual Guide Book)
- 秀和システム (2019年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798058627
作品紹介・あらすじ
航空母艦におけるフライト・オペレーションを支えているのは何だろう。もちろん主役は搭載機だが、それを飛ばして、戦わせるためには、さまざまな人や組織やメカニズムが働いている。
その「航空母艦を支える人や組織やメカニズム」に焦点を当ててみたのが本書だ。
もちろん、フライト・オペレーションを眺めているだけでも十分にしびれるのだが、それを支えている仕組みを知れば、さらに航空母艦というウェポン・システムに対する理解が深まるのではないだろうか。
といっても、「単なる初心者向けの解説書」に留めないのは筆者のポリシー。ところどころに、ちょっと(?)マニアックな知識をちりばめてみた。本書をきっかけにして、航空母艦という「現代シーパワーの女王」に関する理解を深めていただければ幸いだ。
(本書「はじめに」から)
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。軍事の勉強してないと短絡的なるから注意
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航空母艦の解説本。タイトルは軽い感じだが、中身は真面目。
空母の歴史、技術から運用まで、基本的なところを判りやすく解説している。この本の内容を抑えておけば、メディアが伝える空母に関する情報は大体理解できると思う。
昨今、自衛隊が初の航空母艦を運用するという話がメディアで話題になっている。一般人には、平面の甲板を持ち航空母艦の形に変えて戦闘機を載せれば、空母が出来ると簡単に思われているけれど、米軍の本格的な航空母艦を知ると、それほど簡単なものではないことがよく判る。
現在の空母は、非常に複雑なオペレーションのため、高度な知識、経験が必要で飛行機1機を飛ばすにしても、大変なノウハウが必要になる。
その艦をどのように使うのか、戦略や運用方法、技術レベルの向上はもちろん兵員の教育も必要になる。武器は、それを使う人達がいて初めて効力を発揮する。
この本では基本知識の紹介のみだが(多少マニアックな情報もあるが)、実際のオペレーションはおそらく何倍も複雑で難しいと思う。
軍事関係に興味がある素人向けに空母の全てを理解できるように書かれており、写真やイラストを使って判りやすく解説してあって入門書として最適な本だと思う。