ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本 第5版

  • 翔泳社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798157382

作品紹介・あらすじ

ITシステム開発に必須の業務知識入門書 最新の社会情勢と関連法規に対応!

戦略的な情報システム開発に携わるITエンジニアには、ITスキルに加えて対象システムの業務知識も求められます。しかし、システム開発で必要となる業務知識は多岐にわたり、また全体像を把握しづらいため、実務を通して経験しなければ、なかなか身に付くものではありませんでした。

本書は、そうしたITエンジニアのニーズを捉えて業務知識入門書として大ヒットした『ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本』の改訂版です。主要な6分野の業務知識を多くのキーワードを用いて簡潔に解説しており、効率よく業務知識の全体像をつかむことができます。

第5版となる本書では、最新の社会情勢や関連法規などに対応して、内容を刷新。エンジニアが業務を理解することで、ユーザーと同じ言葉で適切なソリューションを提案できるよう、必須の知識を体系的にまとめています。

【目次】
第1章 会社経営
 1-1 会社とは
 1-2 経営組織
 1-3 経営戦略
 1-4 マーケティング
 1-5 情報戦略
 1-6 管理会計
 1-7 全社的事業外活動
 1-8 会社の終焉(倒産や廃業)

第2章 財務会計
 2-1 財務会計ソリューション
 2-2 情報システム構築に必要な業務知識

第3章 人事管理
 3-1 人事管理ソリューション
 3-2 情報システム構築に必要な業務知識

第4章 販売管理
 4-1 販売管理ソリューション
 4-2 情報システム構築に必要な業務知識

第5章 生産管理
 5-1 生産管理関連ソリューション
 5-2 情報システム構築に必要な業務知識

第6章 物流・在庫管理
 6-1 物流・在庫管理ソリューション
 6-2 情報システム構築に必要な業務知識

感想・レビュー・書評

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  • 業務を徹底的に理解してこそ、最高のソリューションが提供できる

    【感想】
     SEとなって気づいたのは、、扱う業務領域の知識が必要とされる割には、学ぶための本がほとんどない、ということである。そのため、会社の仲間に聞いたり、現場で覚えるのが一番早かったりするのだが、もちろんそれだけでは躓いたり、顧客から求められるレベルが高くてしんどい思いをしたりする。そんな中で、本書は、エンジニアに向けて企業業務を俯瞰的に説明する数少ない本の1つであると思う。
     自分は債権管理周りのシステムを扱うSEである。債権管理関連の業務知識は当然必要なのだが、連携するシステムが何をやりたいのかも知っておかないと、「どうしてこういうデータを返す必要があるのか」「向こうのシステムはこちらにどのようなデータなら送ってくれるか」かが理解できない。もっと周辺システムのことを知りたくて、本書を手に取った次第だ。販売管理システムや財務会計システムの業務スコープやフローが綺麗に整理されて記述されており、大枠を抑えるのに役立った。もちろん、実務はもっと複雑なのだろうが、この大枠を綺麗に説明してくれる本自体がほとんどないので、ありがたい。手元に置いておき、「あれ、あのシステムが本質的にやりたいことって、なんだっけ?」とか「どういうデータならエクスポートできるんだろう?」など疑問に思うたびに読み返したい。
    本書の筆者は業務知識を身に着けるために資格試験を使うことを推奨している。これには、「つまるところ、結局それが一番良い机上教材なんだな」と思った。企業の業務をSE向け(モデリングしようとしている人)に懇切丁寧に説明している本は意外と少ないが、資格試験は書籍、問題も豊富だ。外面のためではなくて、机上で企業業務をまともに勉強しようと思うと、資格試験が一番まとまった教材なんだなぁ、と思った。
     あと、筆者のあとがきが興味深い。マーケティングや組織評価の在り方の価値観が変わってきていて、乃木坂46もその影響を受けているというか、その潮流を掴んで活動設計されているという。趣味を深く理解するのに、仕事の知識が使われているのは良いな。

  • この本の第1版と第3版をもっているが、第3版の出版から11年も経っており、SEに必要な知識のアップデートのため今回は図書館で借りた。
    第1章の会社経営についてはかなり最近のテーマにアップデートされており、OneNoteでメモを取りまくった。
    第3章の販売管理も販売管理だけでなく購買管理についても書かれており、業務ごとにシステムではどういう機能が必要で、内部統制のリスクと対策が表にまとめられており参考になった。
    また1から5章の各業務領域で顧客がSEに求めている知識も書かれており、今の時代簡単にネットで色々な調べ物ができるわけで何でもかんでも業務は顧客にヒアリングするのではないことを再認識させられた。

  • 経営、財務会計、販売管理、物流・在庫管理、生産管理、人事管理の6つについて、ITエンジニア向けに書いた本。
    これらのシステムを作る場合の取り組みや、法律などの基礎知識について網羅されてあって、ある程度参考になった。
    こういう分野をよく分かっていれば、システムの提案や仕様策定がやりやすくなるのだろうなと思う。
    ただし、簿記3級取得者を意識して書いてあるようで、そのあたりの知識がない自分にしてみればちょっと難しかった。書き方も教科書的で、分かりやすさにはかけてるかなという印象。
    情報処理技術者試験のストラテジ(直訳すると戦略)系分野の対策にはいいかもしれない。
    ただ、最後の第6章の人事管理については、身近なことも多く、ちょっと面白かった。このへんはもっと、理解できるようになりたい。
    後、アンバサダーという言葉は聞いたことあるけど、アドボケイツという言葉は初めて知った。アドボケイツというのは、企業のファンという感じなのかなと思った。アンバサダーは企業から任命されたファンみたな感じ? 共通してるのは、どちらもブランドをアピールする存在であるらしい。
    それと、いろいろな法律について章の最後に説明してあって、だいたい言葉ぐらいは聞いたことあるものが多かったのだけど、「下請代金支払遅延等防止法」という法律は初めて聞いた。下請けを守るための法律ということなのだろうと思った。
    後、面白みがないとは書いたけど、著者が乃木坂46のファンらしく、要所要所で乃木坂に例えた話がでてきて、乃木坂46のファンの人なら楽しめるのではないかと思えた。特に、「おわりに」については乃木坂46のことをよく知らない自分でも面白かった。とにかく、乃木坂46のマーケティング戦略は今の時代にあっているらしい。

    本の内容とは違うけど、久々に1冊の本を読み終えるのに2週間以上かかってしまった。ページ数も文字数も多いというのはあるのだけれども、引っ越して通勤時間がかなり短くなったのでその分、読書する時間が減ったのが一因。もう少しうまく、読書時間を確保できるようにしたい。

  • 2019年度ITストラテジスト受験のために購入。試験で出題される題材となるビジネス(業務)に関する知識が載っている。高度(特に論文系)を受験される方におすすめです。システム監査のときに買っておけばよかった・・・

  • 業務系システムを扱う社内SEには必読です。

  • p.84まで読んだ

  • 各業務分野間の関係性が一望できる点が良い。
    業務知識の存在理由を「4つのビジネスルール」として区分し、各業務知識はどのルールに分類されるのか、何をポイントに業務知識を学べば良いのか、指針が分かりやすかった。
    繰り返し読み返し、着実に業務知識を定着させたい。


  • パッケージやるならこれまず読もうって感じ

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著者プロフィール



「2017年 『情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2018年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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