科学的に正しい認知症予防講義

著者 :
  • 翔泳社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798167947

作品紹介・あらすじ

最高峰の医学論文で判明!
認知症になる人を4割減らせる「確かな予防法」を紹介します

◎科学的根拠がしっかりした認知症予防法に取り組みたい人におすすめ
◎難聴や社会的孤立、頭部外傷など、
 発症の40%に関与する12個の認知症リスク因子を取り除くための
 生活習慣のコツをわかりやすく解説
◎認知症リスク因子をまとめて対策できる「とっとり方式認知症予防プログラム」
 に基づいた、運動・知的活動・コミュニケーションのポイントを紹介
◎ウィズコロナ時代の認知症予防のコツも紹介!
★あなたの認知症リスクがわかるチェックシート付き!

2025年には「高齢者の5人に1人(約750万人)が認知症」という時代が
やってきます。そのような中で、さまざまな認知症予防法がテレビや雑誌などで
日々、紹介されています。

しかしながら、そうした情報は玉石混交であり、
科学的信頼性(エビデンスレベル)が低いものも少なくありません。

本書では、認知症予防の第一人者(日本認知症予防学会 理事長)が、
現時点で、科学的に最も理にかなった認知症予防法と、
その実践方法を講義形式でわかりやすく紹介していきます。

■科学的に正しい認知症予防法とは?
科学的根拠が最も高いとされるメタアナリシスという方法で
認知症の発症に関わるリスク因子を調べた論文が、
2020年に最も権威のある医学誌である『Lancet』に掲載されました。(※1)

本書では、この論文に基づいて12個のリスク因子の説明と、
その撃退法について紹介していきます。

■「とっとり方式認知症予防プログラム」とは?
鳥取県と日本財団の共同プロジェクトのもとで、
著者らの検討委員会が開発した認知症予防プログラムです。
MCI(軽度認知障害)の方に対する認知機能改善効果が
科学的に証明されています。(※2)
鳥取県内をはじめとした複数の自治体の認知症予防教室で導入されています。

※1 Lancet. 2020 ; 396(10248) : 413-446.
※2 Ann Clin Transl Neurol. 2020 ; 7(3) : 318-328.

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすく、事実や論拠に裏付けられた内容でとても良い。
    この本の内容をもとに祖母や両親、自分のために認知症予防していきたい。
    リスク要因と具体的な対策があり勉強になった。
    著者の浦上先生が長年苦労しながらも地道に取り組んできたこられたことがよく伝わった。
    こういった方々に支えられているんだな。
    せっかく与えられた脳のフル活用、活性化と思って、認知症予防に取り組みたい。

  • 自験例がみえづらいので説得力に欠ける。

  • 非常に実践的で分かりやすかった。

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著者プロフィール

1983年、鳥取大学医学部医学科を卒業。同大大学院の博士課程を修了し、1990年より同大の脳神経内科にて勤務。2001年4月に同大保健学科生体制御学講座環境保健学分野の教授に就任。2005年より同大の医用検査学分野病態解析学の教授を併任。2011年に日本認知症予防学会を設立、初代理事長に就任.2022年より鳥取大学医学部保健学科認知症予防学講座の教授に就任し、現在に至る。日本老年精神医学会理事、日本老年学会理事、日本認知症予防学会専門医。特定非営利活動法人高齢者安全運転支援研究会理事。

「2023年 『大人の脳活ドリル&いきいき健康生活60日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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