Software-Defined Networks ソフトウェア定義ネットワークの概念・設計・ユースケース
- 翔泳社 (2022年6月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798172040
作品紹介・あらすじ
ソフトウェア定義ネットワークの概念・設計・ユースケースを知る
SDN(Software-Defined Networks:ソフトウェア定義ネットワーク)は、
ソフトウェアの力によって、従来のネットワークに対し高い柔軟性と拡張性を提供する技術です。
コントローラによる集中管理とデータプレーンのプログラマビリティを利用して、
従来のネットワークでは不可能だったさまざまなユースケースを実現できます。
また、オープンソースの実装も増えてきており、より身近なものになりつつあります。
本書は、SDNのコンセプト、基本アーキテクチャ、設計と実装のベストプラクティス、
さまざまな応用事例などについて包括的に解説した書籍です。
SDNの第一人者であるLarry Peterson氏・Bruce Davie氏らによって
「最先端のSDN」について説明された原著を、VMwareの進藤資訓氏らが翻訳。
第11章と付録では、日本語版オリジナルの書き下ろしとして、
国内でのSDNの活用事例も紹介しています。
▼主な内容
・オープンソースソフトウェアを例としたSDNのスタックの解説
・SDNを支えるコンセプト、概念、設計理念
・スケーラブルなクラウドのデザインがどのようにネットワークに適用できるか
・固定機能およびプログラマブルなスイッチに関する解説
・スイッチをプログラム、制御するために使われるP4のためのツールチェーンの説明
・SDNの各種ユースケースの紹介
・社内、データセンター、アクセスにおけるネットワーク
・GitHubからダウンロード可能なハンズオン練習問題を含む
SDN技術を学びたい(SDNの本質や実装を知りたい)エンジニア、
ネットワーク・クラウドの開発・構築に携わるエンジニアに一読いただきたい一冊です。
感想・レビュー・書評
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・参考図書指定科目:「ネットワーク技術応用」
<OPAC>
https://opac.jp.net/Opac/NZ07RHV2FVFkRq0-73eaBwfieml/mrQZhkX5FLISgMmHzsiQiUq8BTm/description.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SDNに関する貴重な日本語の書籍。翻訳元の洋書自体のクセなのかもしれないが、文章での説明の比率が多く、この業界に既にある程度の期間身を置いている人向けと思った。自身の理解力の問題もあるが、SDN周りの技術キーワードをふんわり見聞きしたレベルにはなれるものの、知識ゼロからググらずに本書のみで理解しきるのはかなり厳しい。また翻訳もこの業界の特徴で仕方ないのかもしれないが、直訳っぽいところが多く、カタカナ文字が連発してすんなり頭に入ってこない。章構成や第11章の日本におけるSDN、付録での振り返りと掘り下げ、最後のハンズオンは理解の助けになって良かった。この界隈の学習or業務を続けた後に改めて読むともっと分かると思うので再読したい。