点と線のひみつ ブルーノ・ムナーリのデザイン教本

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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798701660

作品紹介・あらすじ

絵を描く前に
はじめてであうデザインの本


絵に用いられる、さまざまな点や線。太さ、濃淡、勢い、密度などの各要素が暗示することは何か。点や線の描き方を使い分けることによって、さまざまな意味や効果を生み出す方法を知る。ムナーリの知的ユーモアに満ちた、美しい見立ての数々に導かれ、視覚表現によるコミュニケーションの基礎を学ぶ演習帳。

点と線という性格の異なるものが、どのように手をとりあっていくのでしょうか。―ブルーノ・ムナーリ


*伝説のデザイン教本 「ブロック・ノート・シリーズ」 
ムナーリは、誰にもわかるやさしい言葉と絵を使って、デザインを学ぶための本をたくさん作りました。本書は晩年のムナーリがイタリアのコッライーニ出版の編集室で、新しいデザインの教科書の夢を語りながら、その場で装丁まで仕上げてしまったという伝説の教本BLOCKNOTESseriesの一冊です。内なる子どもの好奇心を全開にしてたくさんの不思議を観察し、空想の力を借りて誰にも見えていなかった真実を発見する。驚きと歓びに満ちたムナーリ流デザインの学び。心ゆくまでご堪能ください。 ―― 訳者 阿部雅世

感想・レビュー・書評

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  • さっと描かれた点と線。

    かたちを結んでいない
    それらが、

    じーっと眺めていると
    頭のなかで動きだす。

    おんなじ筆で描いても
    太さ長さ濃さ勢い様々。

    おんなじ目で見てても
    そのときどきで現れる
    ものはさまざま。

    イマジネーションです。

  • 点と線を様々にかき分ける、才能なのだなあ。

  • 目の前で、ムナーリがスケッチしながら、デザインの可能性の広がりを話して聞かせてくれているような、ライブ感のあるノート。のびのびと形を描くことを楽しむためのエスキースである。装丁も美しく、ページをめくるのが楽しくなってくる。シリーズもう一冊の『空想旅行』も素晴らしい。

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著者プロフィール

ブルーノ・ムナーリ(BrunoMunari)
1907年ミラノ生まれ。イタリアの前衛美術活動「未来派」に共鳴し、造形作品の発表をはじめる。1930年代よりグラフィックデザイナー、アートディレクターとして本の編集や装丁を手がけ、戦後ダネーゼ社をはじめとするプロダクトデザインの仕事も多数。1954年、55年、79年にコンパッソドーロ賞を受賞。子どものための実験的な絵本やワークショップによっても世界に知られ、1974年、84年に国際アンデルセン賞を受賞。60年代以降、ハーバード大学で視覚表現によるコミュニケーションについて講義を行うなど、新しい時代のためのデザイン教育に尽力。1998年の没後なお、創造の本質に迫る教育の普及に貢献し続けている。

「2018年 『点と線のひみつ ブルーノ・ムナーリのデザイン教本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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