チャールズ・ウォードの系譜 (The Cthulhu Mythos Files 6)

  • 創土社
4.20
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本棚登録 : 28
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798830063

作品紹介・あらすじ

1つのクトゥルー作品をテーマに3人の作家が小説、ゲームブック、漫画などの様々な形で競作するオマージュ・アンソロジー・シリーズ。第2弾は3作小説で『チャールズ・ウォードの事件』に捧げる。巻末には原作『チャールズ・ウォードの事件』1章の新訳を掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 3編のうち2本がヒロイックファンタジー。
    超常的な力に対抗出来るキャラクターが出て来てあっさり悪者やっつけておしまい。
    根源的な恐怖を描きだすラブクラフトイズムの対極にある作品ばかりでいかにも日本的。

    「青の血脈」は幻想怪綺譚で唯一の血脈的作品。

  • クトゥルー神話といえば朝松健さん、クトゥルー神話の中で名作といえば、チャールズ・ウォードの事件。
    …ではありますが、クトゥルーがわからなくても全く問題ありません。ちょっとこわい、ホラー短編がたくさん詰まったオマージュ作品です。
    僕は、朝松さんの「ダッチ・シュルツの奇怪な事件」が好きです。マフィア、アメリカ、帝国主義の日本……と、18世紀19世紀が大好きな人でしたら、絶対に楽しめること間違いなしです。
    ホラー作品なので、夜に読むのはおすすめしません。。。

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著者プロフィール

一九五六年、北海道生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒業。
国書刊行会に入社し、ラヴクラフト作品などの企画出版を手掛ける。八六年、『魔教の幻影』で小説家デビュー。オカルト・伝奇小説を中心に幅広く執筆し、近年は室町時代を題に取った作品を精力的に発表している。二〇〇五年、短編「東山殿御庭」が日本推理作家協会賞候補。アンソロジストとしても高い評価を得ている。

「2023年 『一休どくろ譚・異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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