視写の教育: 〈からだ〉に読み書きさせる (シリーズ「大学の授業実践」 3)

著者 :
  • 東信堂
4.33
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798900926

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「私の作文教育」(宇佐美寛著・さくら社)中に、
    「(視写についてならば)必読書である。」と記述されていた。
    迷わず入手。

    「第一章 読み書き教育は体育である」の一節を紹介する。
    「視写は、読み書きする<からだ>を育てる。それは読み書き教育の方法の一つである。読み書き教育は、システムとしての<からだ>を育てることなしにはあり得ない。それは、その意味で、体育(傍点あり)なのである。」(P19)

    一読では頭に入ってこない。
    難解である。
    「身に付けておいた方がよい、重要な内容」が書かれている。
    それは理解できる。
    是非とも、読みこなしたい。

  • 教育方法論の一冊なんだけれども、著者の簡潔で力強い文体がなんというかちょっと快感だし、指導を受けた学生の変化がドラマチック。良質のノンフィクションのようで一気読みでした。

    文章を書く習慣があり翻訳も少しやっていることもあって言葉の選択に悩んだ経験があるので、いろいろ示唆がありました。

    影響を受けやすいので、さっそくコクヨの原稿用紙を購入しました。さて、なにを視写するかね。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

東京生まれ。1974年東京教育大学教育学部教育学科卒業。1978年東京大学大学院教育学研究科修士課程終了。1981年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位修得満期退学。元信州豊南短期大学教授。現在、三育学院大学講師。専攻は教育哲学、国語教育。

「2015年 『対話の害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田久美子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×