働く20代のメンタルコントロール術~なぜ、あの人はいつも結果を出せるのか?~

  • すばる舎
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799102299

作品紹介・あらすじ

とにかく仕事がスムーズに進む、人間関係でギクシャクしない、もうムダに悩まないで済む、現役アスリートが実践しているストレスに打ち勝つ技術。

感想・レビュー・書評

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  • うーむ。いい。

  • 読んで救われました。とても実践的で、20代の自分にピンポイントの内容。今年一番の自己啓発本。

    だいたいこのようなメンタルに問題を抱えているような人を対象にする本は力技でポジティブに考えよう!でごり押しの場合が多い気がするのですが、この本に限ってはそんな印象はありませんでした。読後に爽快感があるほど、すんなりと納得してしまいます。

    そしてこの著者に興味がわいてきました。スポーツでコーチの経験している人はどのようにネガティヴからポジティブな姿勢に持っていくか、哲学が深いです。スポーツの文脈からコーチングを眺めるのも英語学習に繋がりそうです。

    最高

  • チェック項目11箇所。みなさんにとって、本書が、「人生で訪れる様々な壁を、乗り越え続けていくためのジャンピングボード(踏み板)」となることを願っています。年代が違う、ということは生きてきた時代が違う、今までいた環境や経験も違う、そんな多様な人々の中で、すり合わせをしながらやっていく必要があるのです。今では、退社後に携帯電話やメールで呼び出され会社に戻る……という経験をされた方も多くいるのではないでしょうか? 土日だってお構いなしに、休暇で訪れた旅先でも、平気で仕事の連絡がきます。凡人は、負けた事実に落ち込むだけでなく、自信をなくして自己否定をしたり、勝った相手を羨んだりします、しかし、一流は、そりゃ負けた事実は悔しいし、落ち込むのですが、同時に「なぜ負けたのか」「この負けから得たことは何か」をしっかりと考えることができます。メンタルコントロールでは、自分ができること、できないことをきちんと仕分けし、できることに集中することで、モチベーションの維持や達成感を得やすくなります。メンタルコントロールのポイントは、自分のこだわりや思い込みを自覚し、どんなときにどんな状態になる自分なのかを、知ることができるようになること。イライラしたり、ムカついたり、ドキドキしたりは、もちろんしていいのです、ただ、後で取り返しのつかなくなるまで悪化させることは、あなた自身にも損害を与えるので、それを上手に「調整」することが大事です。人それぞれ感じ方が違うので、どんなことが自分のストレッサーになるのかを自覚しておくことが、とても大切。まず、刺激そのものには、何の意味もありません、事実として、そのような出来事があったというだけ、その刺激に対して、「どんな評価を持つか」が重要なのです。大事なのは、急性反応を「防ぐ」のではなく、上手に素早く「おさめていく」こと、それがメンタルコントロールのカギになります。自分の力で解決していくために、次の「3つの流れ」を押さえておきましょう、①現状を見据えて自覚する、②望ましい状態を設定する、③ゴールに向けて自分ができることをやる。過度なストレスは成果の邪魔をしますが、逆に、ストレスがなさ過ぎても成果につながらないのです、これは、ストレスが極端にないと、「やる気」や「行動力」が下がってしまうからです。

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著者プロフィール

五輪メダリスト/スポーツ心理学者(博士)/慶應義塾大学特任准教授。1967年東京生まれ。1988年ソウル五輪シンクロ・デュエットで銅メダル獲得。日・米・仏のシンクロ代表チームのコーチを10年間歴任。米国大学院で修士修了(スポーツ心理学)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で博士号取得。日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士として、トップアスリートから経営者・医師・研究者などに心理コンサルティングを行う。また心理学をベースにした企業研修や講演も数多い。国際オリンピック委員会(IOC)マーケティング委員、スポーツ庁スポーツ審議会委員、報道番組コメンテーターを務めている。『人生最強の自分に出会う 7日間ノート 超一流のメンタルをつくる感情整理プログラム』『99%の人がしていない たった1%のメンタルのコツ』ほか著書多数。フランス人の夫との間に一男一女。

「2022年 『心の整えかた トップアスリートならこうする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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