合格(ウカ)る思考

著者 :
  • すばる舎
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799103593

作品紹介・あらすじ

やる気はいらない、根性もいらない、スピード合格するための考え方。飽きっぽい人でもムリなく続いて成果が出せる勉強法!

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、著者の宇都出雅巳氏の提唱する「合格る技術」を実現するための基本的な考え方を示したもので、勉強法に関するハック本ではありません。
    簡単に言えば、合格るためには、がんばらなくてもいいけどたくさん勉強しましょうね、という考え方です。
    項目的には、
    1 加点思考
    2 具体思考
    3 全体思考
    4 確率思考
    5 仕組思考
    6 質問思考
    7 行動思考
    の7つです。

    個人的に気になったところは、
    ・できること、覚えていることを知る
    ・分かるところからする
    ・やる気に関係なく勉強する
    ・自分のレベルを知る
    あたりでしょうか

    【引用】

    本書でお伝えする7つの「合格る思考」。
    これをひと言で言うと、「がんばらない思考」です
    本書には、魔法のようなテクニックは一切書かれていません。
    「合格る思考」は「がんばらない思考」であると同時に、「たくさん勉強するための思考」だからです。

    「合格る思考」の1つめは、「加点思考」です。すでにできていることは何か?覚えていることは何か?に焦点を当てる考え方です。
    試験に合格するためには、たくさん勉強することは不可欠であり、そこには魔法はないのです。
    ただし、たくさん勉強するためにがんばる必要はありませんし、まとまった時間も必要ありません

    「合格る思考」の2つめは「具体思考」です。これは、言葉そのままの意味で、とにかく具体的に考えるということです。
    私は『合格る技術』で、合格に直結する〈あること〉として「わかるところ」と「わからないところ」を分けることを挙げています。

    3つめの合格る思考は、「全体思考」です。
    これはとにかく、全体で、広い視野で物事を考えようという思考です

    合格る思考の4つめは「確率思考」です。(中略)このように、少ない回数の出来事の1回1回にこだわるのではなく、ある一定量の全体からの割合で考えようというのが「確率思考」なのです。

    合格る思考の5つめは「仕組思考」。
    勉強を行おうとした時に、なんとかがんばって勉強しようというのではなく、勉強を楽に、そして自然に行うための仕組みを作ろうという思考のことです。

    合格る思考の6つめは「質問思考」です。(中略)質問思考は、解答がすぐにわからなくても、わからないこと、知らないことを「○○って何だろう?」という質問に変えて意識を向ける考え方です。

    合格る思考の最後は「行動思考」です。(中略)「行動しながら考える」、「考えるために手を動かす」というように、行動と考えることを同時に行おうという考え方です。
    極論を言わせてもらうと、計画を立てる必要はありません。
    計画を立てている時間があれば、その時間を試験勉強に当てたほうがいいのです。
    もちろん、試験本番当日でどういう状態を達成したいか、自分自身が目指す目標をはっきりさせることは大事ですし、その目標に対して、現在の自分がどの程度のレベルにあるのかも明確にする必要はあります。
    これを計画と言うのであれば、これは必須です

    【内容:アマゾンから転記】
    2011年に刊行し、多くの難関資格試験合格者を生み出した『合格(ウカ)る技術』待望の続編! 前著が「技術」というように、主に〈テクニック〉について解説されていたのに対し、本書は、短期で合格するための試験勉強の〈考え方〉について説明しています。

    「時間がない」「やる気が出ない」「勉強が続かない」など、社会人の勉強を阻害する要因を、〈そもそも起こりえない〉ことにしてしまう画期的な思考法で、あなたも『合格(ウカ)る人』になれます!

  • 頑張らないで成果を出す方法を知りたくて読んだ。分からないことを深掘りして勉強した気になるが、実は点を取れる勉強になってない…思い当たりすぎて心臓止まるかと思った。他にも心当たりのあることがありすぎて私的には神本。

  • 呼吸をするようにいつでもどこでも勉強する

  • 合格する技術のバックボーンとなる思考を解説する本。著者曰く、高速回転、速読の技術をまねても受かる人と受からない人がいることに気づいたとのこと。興味を引いたのは、加点思考と、思い出すということ。あなぼこだらけでもいいから、覚えていたことに意識をフォーカスし、覚えていなかったことは忘れるという加点思考。それにつながる、覚えていることを思い出す作業。この対が、肝と思った。

  • 高速大量回転法を実践するための思考法。

    基本的には類書の内容と同じだが、実践するためのアイデアがいくつか追加されている。

  • 合理的に合格する方法が書いてある本です。
    技術的なノートの作り方や,スケジュール作成の方法はありません。
    勉強に対する,考え方やとらえ方についての記載があります。
    こう書くと小難しそうに思えますが,
    分かりやすくかいてあり,実践的な思考方法です。
    勉強に行き詰っている方は,リフレッシュがてら一読してみてください。

  • ついつい陥る「減点思考」ではなく、ポジティブな「加点思考」の大切さ。
    分からないことを知ることの、まずはやってみる…という大切さを学びました。

    ここのところ勉強法の本を読んでいますが、それらとはかなり考え方が異なる本だからか、ちょっと僕には難しく感じました。

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著者プロフィール

宇都出雅巳(うつで・まさみ)

速読×記憶術の専門家。トレスペクト教育研究所代表。

1967年生まれ。東京大学経済学部卒。出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学に留学(MBA)。外資系銀行を経て、2002年に独立し、トレスペクト経営教育研究所(現・トレスペクト教育研究所)を設立。35年以上にわたり、記憶術と速読を実践研究し、脳科学や心理学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自の勉強法を確立。その勉強法を使って自らも資格試験に継続してチャレンジしている。TOEIC990点を獲得したほか、難関とされるCFP試験に一発合格。2021年には公認会計士試験にも合格した。そのほか、受験生・ビジネスマン向けの講座・個別指導、企業研修や予備校講師の指導も行う。NHK・Eテレなどメディア出演も多数。現在は監査法人に勤務。

「2022年 『2倍速で読めて、忘れない 速読日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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