- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799103975
作品紹介・あらすじ
相続税・贈与税の法改正に対応!相続税の基本知識から課税対象となる相続財産、財産評価のポイント、効果的な節税対策まで。磯野家に起こった"大事件"で、シミュレーション解説!
感想・レビュー・書評
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サザエさん一家を事例に相続税について解説した本。
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図書館で借りた。FP対策に
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相続について誰でも知っているサザエさん家族を取り入れて説明しているので分かりやすい。自分にも遠い話じゃないなと気付かされます。
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この本は、私が子供の頃よくテレビで見ていた「サザエさん」の磯野家を題材にして、相続税について解説しています。サザエさんの生みの親である長谷川町子さんの家も馴染みがあり、読んでいる私もイメージが湧きやすかったです。
税制改正によって相続税を払う人が今よりも増えるようですが、2億以上3億円以下(及び6億円超)の人が増税対象のようで、私には直接関係がなさそうですが知識として読むことにしました。
この本を真剣に読むべき対象者が明確になっただけでも読んだ価値があったのかもしれません。
以下は気になったポイントです。
・日本国内で相続税が発生する相続の割合は、近年4%を推移しているが、今回の税法改正により今後上昇することが見込まれている(p3)
・大切なのは、実際の計算ができることではなく、考え方を理解することにある(p5)
・相続税が設けられた背景には、一部の人に財産が集中することを抑え、多額の財産を取得した人から税金を徴収し、社会に還元するといった考え方がある(p29)
・相続税は、被相続人の財産から徴収されるのではなく、各相続人が受け継いだ財産(基礎控除額を超える場合)に対して税金が課され、それぞれが支払うことになる(p31)
・平成27年1月以降は、基礎控除額は、3000+(600x法定相続人数)である、配偶者に子供3人の合計4人であれば、5400万円である、それまでは9000万円(5000+1000x4)(p39)
・相続税の申告期限は、10か月以内、起算日は被相続人が死亡したとき(p43)
・相続税評価額は、実勢価額、地価公示価格の約8割で評価される(p170)
・贈与の契約書は簡潔な内容でOK、贈与の事実、贈与者と受贈者の署名と押印をして、公証役場で契約書に確定日付をもらえば、なお安心(p247)
・111万円の贈与を行い、基礎控除額を超えた1万円に対してのみ贈与税を支払うのも有効、自動的に贈与の証拠になる(p248)
2015年3月14日作成