欲望のマーケティング (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年10月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799312315
作品紹介・あらすじ
メガトレンド「美魔女」ブームの仕掛人が教えるブルーオーシャンをイチからつくる方法。
感想・レビュー・書評
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美魔女の火付け役が執筆したディスカバリー新書、ということで、失礼にもいかがわしく思って手にとった。が、中身はとてもまっとうで、ためになる内容だった。
人が言えない欲望の中にブルーオーシャンがある。それを見つけた後は、絞り込み、巻き込み、揺るがすこと。
ただその中でもしっかりとディテールにこだわったり、共感の要素を加えたり、時に暴投してみたり。ターゲットだけでなく、ブームを作るためにネガさえも含めてオーディエンスを増やしたり。
そして、ギャップ感や、乗り越える壁を提示したり。
まさしく、マーケットを作っていくための物語の話。
欲望というキーワードによって、一見いかがわしく聞こえてしまう。が、人間にとって当たり前の欲求で、それを叶えてあげることは本当に素晴らしいこと。偏見を持ってしまった自分を反省した。面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美魔女という言葉を作った筆者が、自分の成功した例をもとに「そのとき何を考えていたか」を書いている本。マーケティングとは、欲望に対してどのようにアプローチするかということが書いてある。
あくまで筆者の体験談でありそのときの時勢もあったのでそのまま活用できるものではないけど、考え方として勉強になる。"欲望を揺さぶる"には"憧れ/手が届かない"より"共感/自分でもできそう"の方が人は動きやすくなるというのはとても納得がいった。 -
一言結論:成功例から引き出される教訓がしっかりと分析されているものの、誰のための何のための本なのか…?
感想:
「美魔女ブーム」を作り出した背景とそこにある考え方、手法がまとめられています。素晴らしいと思うのは、多くの「自分がやってやったぜ」本は実績をひけらかすことが概ね目的になってしまうところ、この本はきちんと「なぜ成功に至ったのか」というエッセンスが分析されていることです。新規マーケティングを作る際の大枠の流れなどはどの分野でも活かせると思います。
思います…が、やはり成功事例が「美魔女」「雑誌業界」という特殊業界の話でもあるため、なかなか教訓を活かす部分で当てはめ辛いのかな、というのも正直なところです。例えば巻き込んでいく手法として美魔女コンテストが何度も登場しますが、イベントは強い!と言われてもそれが出来るとは限りません。もっと言えば、一プロジェクトを任されているとしても意志決定権がないなら話はそう簡単でもありません。
事例としてこのブームを紹介する際、これ以上の本はないでしょう(仕掛け人の本だから当たり前ですが)。読者がどのエッセンスを自分に当てはめるか、それが大事と思われる本でした。 -
素人だから強い。
ファッション専門家ではない男性が「女性ファッション誌」の編集長に指名され、いかにファンを増やしたかのサクセスストーリー。
何事もtargetingとnaming。アラフォー女性の悩みをSST(しみ、しわ、たるみ)と看破し、それを克服した羨望の存在を美魔女と名付けることで、ターゲット層の共感を得る。
中途半端に万人受けを狙うとファンは離れる。プロが暴投と思うくらいがファンの心に刺さる。そのへんは結構、納得感あるな。
「#「欲望」のマーケティング」(ディスカバー21、山本由樹)
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欲望のマーケティング (ディスカヴァー携書)
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元女性誌『美ST』編集長の著者が、主に「美魔女コンテスト」開催の経験から、人の欲望に答えるマーケティングについて書いた一冊。
時流に乗った要素はあるだろうし、実際に失敗もあったみたいだけど、実体験だけあって非常に説得力があった。 -
認知
接触
実体験
認知
判断
行動 -
全然面白くない
たまたま当たったことをさも自分の力でみたいに書いてる感じがする -
美魔女の仕掛け人。ブームを起こす方法が書かれている。
キーワードは『言えない欲望』。