世界の哲学50の名著 エッセンスを究める

著者 : T・バトラー=ボードン 大間知知子

• ディスカヴァー・トゥエンティワン (2014年2月21日発売)

作品紹介・あらすじ

アリストテレス、プラトン、エピクロス…「古代の哲学者」からサルトル、マイケル・サンデル…「現代の思想家」まで。

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2014年2月28日]

T･バトラー=ボードンって、名著がお好きなんですね、、、

ディスカヴァー･トゥエンティワンのPR
｢・「古代の哲学者」から「現代の思想家」まで
・必読書の要点が５分でわかる！
・英語版30万部突破・23言語で出版される世界的ベスト＆ロングセラー・シリーズ最新刊

（「はじめに」より）
哲学を学ぶ目的は、ものごとのあり方についての真理を知ることである。トマス・アクィナス

あなたが人生に信念を持てずにいるなら、本書の中に人生を見つめる力強い思想の数々を見出すだろう。願わくはそれがあなたのすでに持っている世界観を揺るがすものであってほしい。

確実性を求めるのは人の常だが、もしも絶対的な知識というものが存在するなら、いくらわれわれが疑いのまなざしを向けようと、その知識は変わることも揺らぐこともないだろう。だから哲学の偉大な業績について学ぶことによって失うものは何一つなく、選られるものは限りないのである。

本書では、哲学の学派、時代、「何々論」とか「何々主義」といった、哲学の入門書や研究書では当たり前の分類は重視していない。この本は哲学についてよく知らない読者のための手引書だ。教科書ではなく、啓発書という方が近いだろう。

正式な学問としての哲学の歴史はそれほど長いものではない。哲学は生き物であり、哲学の問いかけはこれからも人間の存在の核心を占め続けるだろう。だから、本書には疑いもなく哲学の名著と名指されるたくさんの本とともに、おそらく古典と呼ぶにはまだ早いが、真の洞察を与えてくれる現代の著作もいくつか加えてある。

興味のありそうなところから読んでももちろんいいが、はじめから終わりまで通読すれば、哲学の世界を旅する感覚をもっと味わうことができ、その

途中で思いがけない発見の数々に出会うだろう。｣
http://www.d21.co.jp/products/isbn9784799314623