アランの幸福論 エッセンシャル版

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784799318126

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。正直、過去にアランの本を読んだが、内容がわかりづらいものが多く良い印象を持っていなかった。でも、この本は読みやすかった。勇気や元気をくれる言葉もたくさんある。
    読んでよかった。

  • 2021.12.17

    世界三大幸福論の一つを読了。

    自分は他人の庭の青さにやられてしまいやすい性格なので、改めて幸せに生きるエッセンスを学べた。

    結局、幸せは自分の外側に求める物じゃなくて、自分の内側に決める物だということだろう。

    希望を抱く前に始めるべきであり、段階が進んでから希望が出てくるものだ→まずはやってみろ。
    悲観主義は感情からくるもの、楽観主義は意志からくるもの。
    感情に説得されるな、騙されるな。感情のままに支配されるな。

  • 自分自身について

    自分を大切に思い、優しくする
    過去の後悔、未来の不安が存在するのは考えている時だけだ
    自分を問い詰めても答えは出てこない
    だから考えない

    自分自身が困っている時、この本を読んで自分自身について考えさせられた。
    アラン視点で、少し内容の難しいものもあった。どの章もアラン自身の考えが自信に満ち溢れている文面だと思った。

    実際、アランが経験していて、そこから湧き出てくる自信なのかもしれない。

  • 世界三代幸福論のひとつ。幸せとは意思をもって実現するもの、不安や妬みは感情であり、表現してしまうと増幅するものであること。上機嫌でありつづけること、笑顔が幸福に先立つこと、など、人としての生き方の指針となるヒントをたくさんもらった。感情で妄想を膨らませがちだったタイミングに、自分を前向きにさせてくれた。

  • ラ・ロシュフコーに比べると、捻くれてなくて、ストレートでわかりやすい。

  • ・大げさに考えない:ものごとをありがままに見てみよう。
    幸せや不幸せの具体的な理由は、たいして重要ではないのだ。

    ・困難な人生を生きる:人生が困難であるほど、人は苦痛によく耐えて、もっと喜びを味わうことができる。

    ・希望を持ち続ける:よく考えよう。希望を持ち続けることができるのは、人の意志の力だけだ。希望とは、平和や正義といったわたしたちが望みさえすればつくりだすことができるはずのものに基づいているからである。

    ・心から希望を持つ:希望から理由が生まれ、予兆から成功が生まれる。だからどんなことでも縁起のよいことや明るい兆しにしてしまおう。

  • 知っていることも多いけど、改めて客観的に幸福を感じることができるチャンスかも、
    原文を読んでみたくなった

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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